【オススメ本】持たない暮らしの原点「地球家族」
なんちゃって古民家住人、モノを増やさないインテリアを楽しんでいるサンキュ!STYLEライターの朔花です。我が家に初めて訪れる方が必ず言う言葉があります。「モノが少ないね。」あまりに言われ過ぎて、少し恥ずかしいと思うことも。先日は娘の友達が我が家の冷蔵庫の中を見て「モノ少な!」とびっくりしていました。何故こうなったのか、原点となったある本を紹介したいと思います。
地球家族 世界30か国のふつうの暮らし
1994年の世界の国から30か国を抽出し、その国の『統計的中流家族』の家財道具一式を家の前でその家族とともに撮影した写真集。
見所
家財道具一式を家の前に出して撮られた写真もさることながら、『統計データで見る各国の現状と家族のプロフィール』も圧巻です。カメラマンは撮影のために1週間その家族と寝食を共にしてデータを集めたというのもリアルな写真から読み解くことができます。
【持たない暮らし】の原点
当時の私は少なからず「この本の中の日本」に衝撃を受けました。まさに自分が生きてきた暮らしをその中に見たんです。そして「暮らし」とは何なのか、自分の求める【生き方・暮らし方】は、今の私の中にあるのだろうか、と確固たる疑問を持ちました。20年経ってもその疑問は新鮮さを失わず生き続けています。
1994年の世界の一部を切り取った事実。この本から受け取るモノは人それぞれだと思います。ただ、私は人生をできる限り必要なモノのみと共に暮らしたいと思いました。そして本当に必要なモノはほんの少しだとも。
もしあなたがモノの多さに迷ったなら、一度は見て欲しい写真集です。
◆記事を書いたのは・・・ 朔花。
なんちゃって古民家住人。薬草コーディネーター。モノを増やさないインテリアを楽しんでいます。