穴の開いた靴下を捨てないで【ダーニング】で解決します!!

2020/11/15
  • なんちゃって古民家住人。雑貨のVMD&バイヤーを経て、現在主婦。そして二児の母。もっと見る>>

なんちゃって古民家にてモノを増やさない暮らしを楽しむサンキュ!STYLEライターの朔花です。ダーニングってご存知ですか?穴の開いた布を修繕するためのヨーロッパのお繕い方法です。今回は捨てるにはもったいない、穴の開いた靴下をダーニングで生まれ変わらせる方法をご紹介します。
参考文献 : ミスミノリコ著 繕う暮らし (主婦と生活社)

使うもの

主に、毛糸・とじ針・ダーニングマッシュルームを使います。ダーニングマッシュルーム(写真右下のキノコ型)はやや特殊なアイテムですね。なくても大丈夫。私は今回は壊れた水筒のコップを使いました。コケシを使ったりしても良いみたい。穴にあてがえて針が当たっても構わない硬いモノで代用可能です。

繕い方

穴の周りを縫う

お見苦しい毛玉だらけの靴下のドアップ、すみません。。。今回は穴ではなく薄くなって破れそうな箇所のお直しです。ダーニングマッシュルームを靴下の中に入れて、穴(薄くなった箇所)にあてがいます。その周りをなみ縫いで縫います。補修箇所の輪郭をつくる感じです。

縦糸を通す

輪郭のやや外側に縦糸を通します。

横糸を通していく

縦糸を交互にすくいながら横糸を通していきます。このお繕い箇所はサイズが大きいため真ん中から始めて半分ずつ縫い進めます。

横糸の端はひと針すくう

縦糸を交互にすくいながら通していき、端までいったらひと針すくいます。そして針をくるりと回転させ、1段目の上を交互にすくいながら戻ります。同じように端までいったらひと針すくい縫い進めます。

縦糸の端から端まで横糸を通す

半分に横糸が通りました。空いているもう半分も同じように横糸を通して完成です。全てに横糸を通せたら、靴下を反対向けて糸を始末します。私は布に強度を持たせたかったので、薄くなった部分をなみ縫いで繕いながら残り糸の処理も兼ねました。写真以下。

お繕い道具の収納方法

私は持ち手のあるラタンのカゴにひとまとめにして、ダイニングの横の棚に置いてます。必要な時にすぐ持ち運べて便利だし、テンションも上がるので。身近にお繕いのある生活感が出てほっこりした気分にも。靴下に穴が開いても捨てないで。ちょっとくらいいびつに仕上がっても自分でお直しすると愛着が湧いて愛おしく感じますよ。

◆記事を書いたのは・・・ 朔花。
なんちゃって古民家住人。薬草コーディネーター。モノを増やさないインテリアを楽しんでいます。



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