夫婦間のイラッ!その怒りの正体知っていますか?
今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。
あまり人様の話をするのは得意ではないのですが、ここ一週間の国内ニュースはある芸能人夫婦のトラブル報道で持ちきりですね。
これだけ騒がれるということは、決して他人事とは言えない世の中を表しているようで、心中複雑なものがあります。
ただ、夫婦ってやっぱり難しい!
そこまで大きなことでなくても、日常でイラッとした経験は誰しもあるのではないでしょうか。
そんなとき、皆さんはどうしてますか?
今回は、夫婦間で「怒り」を感じたときの頭と心を紐解いてみました。
夫・妻の前ではお互い子ども
日常のイラッとした場面を思い返してみてください。
外にいるときと家の中での自分は一緒でしょうか。
皆さん違いますよね。
「〇〇くらいやってくれてもいいのに!」「だからあとでやるって言ってるじゃないか!」
なーんてたとえ思っていても外では言わないはず。
家族はそれだけ身近な存在なので、つい “夫(妻)ならわかってくれる(というより、わかってくれて当然)” という甘えから子どものように振る舞いがちです。
そして面倒なことに、「相手に期待したことをしてもらう」=「夫婦の愛情」だと思ってしまう。
いくら夫婦でも他人。同じ状況でも物事の捉え方や考え方、行動は誰一人として同じ人はいません。
相手の期待を察して満たし続けるなんてまさに至難の技!
それが叶わないからといって「怒り」を露わにしても、うまくいくどころか収拾がつかなくなりますよね。
なぜなら、怒りは「相手を支配したい」「自分が優位に立ちたい」という力の欲求を表していると言われているから。
そんな強いエネルギーをぶつけられたら、相手は自分を守ろうと臨戦態勢に入ります。
これでは、自分の期待していたものも手に入りません。
・夫婦は身近な存在だからこそ、タガが外れてしまう可能性がある
・そして、怒りのままに相手に伝えても愛情は得られない
ということにまずは気がついてもらえたらと思います。
「怒り」は表の顔
でも怒っているんだから仕方ないじゃない!じゃあ我慢すればいいの?
という声が聞こえてきそうです。
人間は感情をコントロールすることができないので、我慢してもムダです。
フタをしめて閉じ込めても、数年後に恐る恐る開けたら普通にそこにいます。(ぎゃー)
でも感情とうまく付き合うことはできるんです。
「怒り」は第二感情という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
2番目にくる感情なんです。
え、では1番目は??
ここで私の皿洗いにまつわるイライラ話を例にしましょう。
専業主婦になって毎日皿洗いをしていました。以前は食洗機があったのですが、その頃の住まいにはありません。
夜、食事を終えて食器を洗っている頃に夫が帰宅します。夕食を食べます。
私はようやく洗い物を終えました。「ふ〜…」もうヘットヘト!
その瞬間、シンクに新たな食器たちが躊躇なく入ってきました。
私 「……食器洗ってくれない?」
夫 「うん〜あとでやるよ〜」
ー洗わず夜が更けてゆく…
私 (食器を自分で洗い始める)
夫 「いや、だからあとでやるから」
私 「◯◯×△××△〜!!(怒り)」
夫びっくり。そして怒りは伝染…
さて、ここには第一感情が隠されているのですが、お分かりでしょうか?
「悲しみ」と「不甲斐なさ」でした。
ちょっと難しいですね。
要は、相手に尊重されていないと感じ悲しかった。そして、皿洗いすらやり遂げられなかった自分が不甲斐なかったんです。
そんな皿洗いごときでと思われるかもしれませんが、専業主婦になって一番に感じたことが「どれだけ頑張っても認められない」ということでした。
「給料なし、昇給なし、昇進なし、同僚なし、上司なし、評価なし…」です。
どんだけブラック!
だからせめて自分で達成感を味わいたかった。「今日もやりきったー!」って。
それが、終わった瞬間「はいこれもやっといてねー」とばかりに残業が増えたんです。もうやり切る体力気力も残っていなかった。
この第一感情に自分でも気がついていなかった私は、相手に「怒り」の第二感情だけを伝えてしまいます。
でも怒りは単なる【表の顔】にしか過ぎないのです。
伝えるべき本音はそこではありません。
皆さんの怒りの裏にある正体はどんな感情でしたか?
これに気づくことで、夫婦喧嘩がぐっと変わります。意味のあるものに。
では「怒り」とどう付き合っていけば良いか?次回にお伝えしますね。
この記事を書いたのは・・・木村みずき
ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、ライフコーチ・心理セラピストを目指して勉強中。