夫婦間のイラッ!その怒りをまるっと円満に変える秘訣とは?

2020/01/30
  • ライフオーガナイザー。家事も子育ても全力で頑張るママの心がラクになる空間づくりや思考のコツを発信中。もっと見る>>


今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。

前回は、夫婦間の「怒り」の正体についてお話ししました。

まだの方はお先にこちらをどうぞ↓


ではその正体がわかったところで、どうしたら良いのか?

今回は、怒りとの上手な付き合い方を身につけて、夫婦円満に役立てるヒケツについて探ってみましょう!

まずは怒りの犯人探し


前回、怒りは第二感情で、その元となる第一感情が隠れているというお話しをしました。

まずはこの第一感情に自分で気づくことが必要なのですが、これが最初はなかなか自分でもわからなかったりします。

そこで一つ、怒りの犯人探しのコツをご紹介。
直近でイラッとしたことがある方は、その場面を思い返してみてくださいね。

【STEP1】

怒りを感じたとき、その場であなたは相手にどうしてほしかった?自分はどうしたかった?

できるだけ具体的な行動を書き出してみましょう。うまくまとめようとしなくてもOK!

例)
・自分の話をただ聞いて労ってほしかった
・家事を2人のこととして一緒に考えてほしかった…など

【STEP2】

先ほどあがった言葉を「〜もらうことが叶わなかったので、〇〇と感じた」という形にして文章をつくってみます。

例)
・自分の話をただ聞いて労ってもらうことが叶わなかったので、悲しいと感じた
・家事を2人のこととして一緒に考えてもらうことが叶わなかったので、残念だと感じた

他にも、寂しい、虚しい、ずるい、不安、残念…色々な感情が出てくるかと思います。

これが元の感情です。

この感じ方は人それぞれ違うので、そう感じるなんておかしい?などと気にする必要もありません。
あなたがそう感じたのならそれで良いのです。

おばけの目で自分を見る


大切なのは、そんな感情を自分が持っていたことに気がつくこと。

そのとき、「あ〜私悲しかったんだ〜」となると色々込み上げてしまうので、
「私は悲しい、と感じている」に変換してみましょう!

「〜と感じている」と言うことで一歩離れたところから客観的に自分をみつめることができます。

イメージは自分の頭上後ろからおばけになって自分を見つめる感じ。
我が家では「おばけの目になって自分を見てみよう」と子どもに言っています。

おばけの目で見た自分はどんな感じがしますか?
怒りのパターンに気がつく方もいるかもしれませんね。

ゴールは自分と相手の違いを知ること


ここまできたら、少し気分は落ち着かれたでしょうか。
あとは相手が受け取りやすい形で伝えるだけ!

昔の私は(え〜なんで私が嫌な思いしているのに、気を使わないといけないの?)なんて思っていました。

でも、これは何より “自分のため” なんですよね。

本当の気持ち、そしてその先の伝えたいものを受け取ってもらわなければ、結局自分が不満なままですから。
フタを閉めた怒りをいつも抱え込んでいては、身体も心も重たいままです。

では、最後のステップにいきましょう!

【STEP3】

まず、どんな夫婦関係でいたいかを伝える。(恥ずかしがらず!)

え、急にどんな夫婦関係?って言われても…ちょっと抽象的で難しいかもしれませんね。

例えば、
・あなたの仕事も応援したいし、私も仕事を頑張りたい。2人で成長していきたいと思っている など

ポイントは自分だけ、相手だけにメリットがある言い方ではなく、「自分も相手もwinwinな関係」を心がけてみてくださいね。

【STEP4】

そして最後に「でも〜(怒りの状況)のときにそれが叶わなくて〇〇(怒りの元となる感情)を感じた」というふうに伝える。

そうすると、怒りの強いエネルギーで相手を威圧することなく、本音を伝えることができます。
きっと相手にも思いは届きやすいと思いますよ。

ただ、届いたとしても相手が自分の希望を叶えてくれるかは別問題。
相手が決めることです。

だから、そこを怒りを癒すゴールにはしない。

ゴールは「自分と相手の違いを知ること」

夫も夫なりに家族のために頑張っている。
妻も妻なりに家族のために頑張っている。

きっと、2人とも “家族のために” という点ではそう変わらないと思うんです。

ただ、その頑張り方が違う。考え方や行動が違うんです。

夫は必死で外で働くことで示すかもしれない。
妻は早く帰ってくることで示すかもしれない。どちらも家族のために。

そう思えば、相手は決して敵ではないはず。
ゴールは決して相手を自分の思い通りにすることではないはず…ですよね?

どうでしょうか、この【STEP4】まで2人でたどり着いたとき、きっといつもの夫婦喧嘩とは違うものが見えてくると思いますよ。

いやいやまだ怒り止まらんわ!という方、ぜひコメントくださいね。

この記事を書いたのは・・・木村みずき

ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、ライフコーチ・心理セラピストを目指して勉強中。

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