コロナ離婚なんて言わないで!夫婦仲が深まるケンカの極意
今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。
世界的に厳しい状況が続いていますが、皆さんのご家族はお元気でしょうか。
非常事態にこそ夫婦のありがたみを感じたいものですが、一方で「コロナ離婚」なんて言葉が生まれるほど、心身に悪影響な関係になりうるのもまた事実。なんだか悲しいですね。
今回は、そんな関係悪化の引き金になりやすい『ケンカ』について。夫婦ゲンカもやりようによっては関係を深めることができますよ、というお話です。
ケンカ「してもいい環境」がある
夫婦と言えども元は他人と言われるように、お互いの価値観に合わないことはどうしてもぶつかりやすい。
でもケンカは環境次第で良い方にも悪い方にも転ぶので、できれば『してもいい環境』にもっていきたいところ。
そこで「あ、なんかケンカになりそう・・」と不穏な空気を感じたら、一呼吸おいて確認してみましょう。
▪️子どものいない2人だけの空間か?
「あとで話そう」と中断できる大人の余裕もほしいところ。
▪️落ち着いて話せる時間があるか?
リミットを気にしながらでは余計イライラしてしまいます。
▪️お互いに疲れ過ぎていないか?
疲れからくるイライラゲンカの場合、気分転換したり寝た方がスッキリすることも。
まずはここをクリアできているか振り返ってみてくださいね。
ケンカにもゴール設定を
ケンカの何が辛いって、大体「後味が悪い」ことなんですよね。どちらかがだんまりで終わるか、逃げるか、はたまた諦めるか…
なかなかスッキリ!なご夫婦は多くないのではないでしょうか。
それでもケンカをするのは「どうしても譲れないこと・伝えたいことがある」から。
それはどうでもいい相手には思わないですよね。だったら、ケンカしても最後は良い方向に持っていきたいじゃないですか。
それには「ゴールを決める」ことです。
ゴールは2人で1つでも良し、それぞれ違っても良し!譲れないことをわかってほしいのか、そんなことで怒らないでほしいのか、態度を改めてほしいのか…
あなたがこんな関係になりたい!と腹落ちする姿をイメージしてゴールに決めましょう。
そして良い方向に持っていきたいのなら、相手のゴールも満たせるように頭に入れておきましょうね。
一人ずつ、最後までが鉄則
ここで役割分担。より感情的・非協力的な方が『スピーカー』。もう一方は聞き手ではなく『書記』です。おそらく今この記事を読んでくださっているあなたが書記になるでしょうか。
それでは『ケンカの議事録』を作成してみましょう!書くことはお互いの感情を鎮めてくれる効果もあります。
まずはスピーカーに全てを吐き出してもらいます。書記はどんなに腹わたが煮えくりかえろうが、ここは踏ん張りどころです。とにかく文字起こしに集中!
そして相手がもうないと言うまで「他には何かある?」を事務的に繰り返しましょう。
次は書記の出番。ポイントは自分の言いたいことをただ言うのではなく、スピーカーが話した『怒りポイント』に対して1つ1つ紐解いていきます。
相手が怒りを感じたそのとき、自分は何を感じそのような行動をしたのか?自分の価値観を相手に届ける気持ちで話しましょう。
ケンカは相手を知る一手段
面白いことに、これをくり返すと『相手の価値観』『ケンカのパターン』が見えてきます。
「こんなことで怒るんだ、私には理解できない」でもいいんです。理解できない部分は価値観の違いなので変えさせることはできませんが、無理に合わせる必要もありません。
ただ、仲良くやっていきたいのなら「この人はこんな態度や言葉が嫌なんだ、へ〜ここが怒りポイントなんだ」と知っておいた方がいい。ケンカは本音が出る分、怒りポイントを知るにはとっても有効な手段です。もちろん、自分の価値観も知ってもらいましょうね。
ちなみに私たち夫婦は疲れているとき、夫は放っておいてほしい派。私は労ってほしい派。実は同じシチュエーションでも、やってほしいことは真逆なんです。
だから価値観の不一致で離婚、なんて言わずに「へ〜!そうなんだ」と言ってみませんか?自分と違う価値観もあることをお互いに知って認められたら、きっと新たな夫婦の関係が見えてきますよ。
この記事を書いたのは・・・木村みずき
ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」役割が多すぎて自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在コーチ・カウンセラーを目指して勉強中。