何のために勉強するの?この質問で子どもの可能性が広がる!

2020/04/20
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今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。

皆さんは最近、どんなことを感じながら過ごしていますか?

少し先のことも不安定な中、医療関係者や生活必需品に携わっている方々、沢山の人があっての「今」だなと強く感じています。だからこそ、家で過ごす時間をムダにはしたくないですね。

そんな『時間軸』について考えていてふと思ったこと。

子どもは家で勉強をしているわけですが、この時間をどう思っているのかな?何を思ってやっているのかな?と。

今回は、親からはなかなか聞くことのない「なんのために勉強するの?」に対する子どもの答えを紐解くことで、我が子の将来の可能性をぐんと広げるチャンスになりますよ、というお話です。

まずは子どもの今の居場所を知ること


ということで、早速新小2の娘に聞いてみました。

母:ねぇ、〇〇はなんのためにお勉強してるの?
娘:・・・・(不意打ちに固まる)
母:お勉強したらあなたにとって何か良いことある?
娘:〇〇はね、漢字のなりたちが面白くってね。色んな漢字がわかるの。
母:なるほど、漢字のなりたちが面白いからお勉強してるのか!
  で、お勉強したら色んな漢字を知ることができるのね〜。
娘:そうそう。(そして思い立ったように漢字の勉強を始める)

皆さんはたったこれだけの会話から何がわかり、どんなことが考えられそうですか?

ー 勉強自体が面白い。今だけを見ている。動機は面白いかどうか?その面白みは新しいことを知ることに感じている。どうやって何からできているのか、物事の過程や始まりに興味がある?興味のある話をしていたら今やりたくなる…

これだけでも子どもの見ている世界が色々わかり、それに合わせた関わり方ができそうですね。

でもここで一番見てほしいのは『時間軸での今の子どもの居場所』です。これは子どもにはなかなかイメージできません。

娘は今だけを生きていますね。まぁ予想通りというか、このくらいの子どものごく自然な姿です。

でもここを頭に置きながら日々子どもと関わっているかどうか?が大切なのです。

自分の居場所以外の景色は見えない


人は皆自分の見方で物事を見てしまうし、相手もそうだろうと思ってしまうところがあります。でもあなたは今だけを見て生きていますか?もし違うとしたら、子どもの今の居場所とどう違いますか?

もちろん、子どもによっても見ている『時』は様々。私の周りではやはり年齢が上がるにつれて先のことに目を向けているお子さんが多く、中には同じ小2でも将来の夢がはっきりしていて、それに向けて今できることを日々の生活に見事に落とし込んでいる強者もいます。

でもこれ、先が見えていれば良いというものでもなく。
例えば大人は幼い子どもが危ないことをしていたら、その先を想像して止めたり注意深く見守ったりしますよね。

でも子どもは今目の前にあるものが面白くてその先なんて考えちゃいません。
一方、大人は先が気になって子どもが今この瞬間、何のどんなところに夢中かなんて気にしていなかったりします。

要はお互い自分の居場所以外の景色は案外見えていないのです。

もし、今だけを見てその先の危ないことを避けられなかったら?
逆に先ばかり気にして今を大切にできていなかったとしたら?幸せでしょうか?

両方を知ること=可能性を広げること


先ほどの娘の話に戻ると、今だけを見ている娘にはその視点はそのままに、実はもう少し先の世界もあるんだよというお話をしました。

娘にも夢はあるけれど、それがまだふわっと雲のように浮いている感じ。そこに行く道は見えていません。

でも実は、今面白い!と感じていることの積み重ねが雲にたどり着く道になっていくということ。だから先に雲を決めないといけない訳ではないし、もしたどり着いた雲が最初に思い描いていた雲と違っても構わないこと。

あなたはその雲への道を今作っているところで、その一つがお勉強なんだよとお話をしました。(これは夢想家の娘だから通じる例え話なので、皆さんはお子さんがわかりやすいように話してあげてくださいね)

大切なのは、まず今我が子がいる居場所を教えてあげること。
でも周りが見えていないと現在地もわかりませんよね。

だから居場所が今ならちょっと先ともっと先、ちょっと先なら今ともっと先、もっと先なら今とちょっと先…というように、時間軸の違う場所での我が子もイメージさせてあげること。

子ども自身が自分の居場所を知り、その周りに気づくことがきっと視野と将来の可能性をぐんと広げてくれますよ。

ちなみにこのお話、大人バージョンもあるのです。あなたの雲とその道づくりは順調ですか?
次回をお楽しみに。

この記事を書いたのは・・・木村みずき

ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」役割が多すぎて自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在コーチ・カウンセラーを目指して勉強中。

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