夫婦の話し合いストレスは「綱引き」をやめればうまくいく！

今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。

8月まであとわずか。今年はなかなか夏休みの予定も立てにくい状況ですが、できる範囲で工夫しながら楽しみたいですよね。

ただ、そんな時に避けては通れないのが「話し合い」これがなかなかうまくまとまらない！
楽しい予定の話し合いのはずが、なんだか不穏な空気に…というご家庭も多いのではないでしょうか。

今回はそんな話し合いストレスに悩むあなたに向けて、ちょっとした抜け道をお伝えできればと思います。

ほとんどの夫婦は綱引きをしている

突然ですが、夫婦の話し合いでストレスを感じている場面を想像してみてください。

夫婦の話し合いを綱引きに例えてみるとよくわかるのですが、お互いが譲らず引っ張り合いを続けたり、どちらかが味方をつけて圧勝したり、あるいはやる気もなくわざと負けてみたり…

いずれにしろ、話し合いは綱引きになってしまうと後味の悪い結果になりがちです。
なぜなら「バランスを競う勝負」になってしまっているから。

もちろん、限りある時間やお金などの中でやりくりしていくためには、夫婦で補い合うことはとても大切です。でもバランスを保つためにずっと綱引きをし続けていては疲れてしまいますよね。

さらに、単純比較できない夫婦間に「私はこれだけやっているのだから、あなたも同じだけやって」と天秤思考を持ち込んでしまっては、どうしても後々亀裂が入りやすくなってしまうのです。

家族は常に変化し続けているのに…

振り返ってみると、身の周りの環境から自身の内面まで、あらゆるものは変化し続けていることがわかると思います。もちろん家族関係も皆成長と共に変化していますよね。

一方で私たちの脳は変化を嫌い、慣れ親しんだものを繰り返そうとするそうです。だからそれぞれの生い立ちから身につけた常識やルールを今の家庭に持ち込むのも無理はありません。

それでは、変化し続ける家庭内でお互いの古い常識やルールが対立し続けたとしたら、その家族はどうなりそうでしょうか？少なくとも子供にとっては悲劇でしかないし、「今目の前の家族にとって」を見つめ直すことに気がついてほしいなと思います。

「そのほか」のススメ

そこで、私がオススメしたいのが「そのほか」という抜け道。この視点を常に頭の片隅に持っているだけで、つい感情的になりやすい夫婦間の話し合いもぐんとスムーズになります。

例えば、先日友人がこんな話をしていました。
「私は大きなテレビが家にあるのが当たり前だったから、今度引っ越しをするタイミングで買い替えたいのだけど…」

どうやらお相手はあえて買い替える必要性を感じていないのだとか。テレビが壊れたわけでもなく、お金もかかるだけに話し合いは進まず悶々としているようでした。

こんな時、買い替えるか？そのままにするか？のどちらも採用せずに「そのほか」を考えてみましょう！という事です。

もしあなただったら、そのほかにどのような案が考えられるでしょうか？
ここでちょっと頑張ってみてほしいことが『お互いにあと一歩踏み込んでみる』こと。

今回の「大きなテレビに買い替えたい」これを一歩踏み込んできいてみると「もっと大きな画面でTVを見たい」ということでした。

そしてもう一方の「買い換えるほどのことではない」の背景には、物が増えることが好きではないという事と、買うならもっと腰を落ち着けて転居するタイミングで良いのではという思いがあったようです。

それなら、一提案として『プロジェクター』はいかがでしょうか。今はとてもコンパクトな物がありますし、なんなら天吊りタイプでも。これなら場所も取らず大きな画面で見ることができるので、一緒に過ごす時間が楽しくなりそうですね。

もちろん、いつもいつもお互いの要望が100％叶う事を前提にしてしまうと、これまた苦しくなってしまいます。

それよりも大切にしてほしいのは、二人で「そのほか」のアイディアを捻り出す過程。これはお互いの存在を尊重し合うことでもあり、そして自然と同じ方向に向かって協力し合える姿勢は、後々どんなことがあっても揺るがない夫婦の基盤になってくれます。

あなたももしよかったら話し合いに「そのほか」の抜け道を取り入れてみて、二人の空気を少しずつ変化させてみてくださいね。