「目の疲れ」が、イライラやうつに繋がることも⁉悪化させないために今日からやるべき対策法とは?

2024/07/20
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。在宅時にはパソコンやスマートフォンの画面を見ることが多い、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

いまや、小学校からプログラミングの授業があり、娘も学校のタブレットを持ち帰って学習するようになりました。
すると、気になるのがタブレットを含め、ゲーム、スマートフォンなどの画面を見る時間の長さ。

明るさや姿勢はもちろんですが、長時間の視聴が続くことである変化を実感することに……

この記事では、筆者自身と子どもに起こった長時間視聴による影響と、その対策についてご紹介します。
また、「目が疲れた」と感じるときに体で起こることについても触れているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「目が疲れる」以外に起こったこととは?

人は、集中すると物事をよく見ようとして、無意識にまばたきの回数が減少します。

すると、まばたきによって潤いを保っていた目の表面は乾燥しやすくなり、それによって様々な目の不調を感じることに。

その代表的なものには、目が乾く、しょぼしょぼする、かすむ、重くなる、充血するなどといったことがあり、今までに経験したことがある人も多いのではないでしょうか。

人によっては視力の矯正が不十分(メガネやコンタクトレンズが合っていない、または必要に応じて使っていない)なときや、睡眠不足や忙しい日が続いたときほど、強く感じたことがあるはず。

ただし、眠って次の日に改善しているのであれば、そんなに問題ではありません。
そんな状態が継続し、体にも不調が起こってくるようになると「眼精疲労」という状態になってしまうのです。

筆者の場合は、ときどきパソコンでこなさなければならない仕事が連続する日があり、そんなときには目の疲れとともに、普段よりも異様にイライラしやすくなる、ということが起こりました。

眼精疲労の全身症状は、こんなにある!

そのほかにも、頭痛がする、だるい、めまい、ふらつき、吐き気といった症状が、眼精疲労では起こるといわれています。

この原因の一つには、自律神経が乱れてしまうことも関係しているのだとか。

自律神経とはわたしたちの生命活動をすべてコントロールしており、脳、心臓、内臓などだけでなく、目の中に入ってくる光量を調節する瞳孔の調整も行っています。

ところが、長時間明るい画面を見続けると瞳孔が緊張してしまい、それが同時に自律神経の緊張も引き起こしてしまうのです。

すると、自律神経のバランスが崩れ、食欲不振や抑うつ状態(気分の落ち込み、意欲低下など)に繋がってしまう可能性も……。

子どもにもこんな症状ありませんか?

筆者の娘も、ゲームやタブレット画面を見続けた後に、無気力になる姿が見られるように……。

長期的に続かないにしても、これはいつ「眼精疲労」と呼ばれる状態になってもおかしくない、という危機感を覚えたのです。
そんなことがきっかけで、親子のコミュニケーションがうまくいかなくなったり、不登校などにつながっては困ります。

そこで、すぐに取り組める対策法を調べてみました!

これで悪化を食い止めよう!

まずは、連続して明るい画面を見ないための方法がこちら。

・30cm以上離して、30分で休憩をはさむ

これは、子どもだけでなく大人も同じこと。
我が家では、視聴する前にタイマーをセットし、アラームがなったら一度画面を消したり離れることにしました。

そして、近くばかりを見ていて緊張したピント調整機能の筋肉をゆるめることも大切。

・遠くの山、空、星などを眺める時間をつくる

ほかにも、自律神経の緊張をほぐすことも役立ちます。

・寝る前に目の周りのツボ押しや、首の後ろをマッサージする(もしくは、温める)

この方法については、実践して気持ちよく感じる部分を長めにやると◎。
とくに、その部分の血流が悪くなっている可能性があるので、それを解消してあげると脳へのめぐりも良くなり、睡眠の質アップも期待できますよ。

・姿勢が悪くならないように、高さ調節可能な椅子を使う
・画面が明るすぎないよう、周りの明るさに応じて照度を調整する
・ブルーライトカット眼鏡をかける
・休憩のたびに、有効成分配合の目薬をさす

これらもよいとされており、すでに実践済みなので、継続して取り組んでいこうと思います。

まとめ

目が疲れる、から始まり全身に悪影響を及ぼすようになる「眼精疲労」。

日常生活を少しでも快適に過ごすためには、少しでも目が疲れにくくなるように対策が必要です。

どうしても長くなりがちなパソコンやスマートフォンの視聴時間ですが、みなさんもこれを気に見直してみてはどうでしょうか?



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。

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