【漢字野菜クイズ15】「瓜南瓜」と書くのは、どんな野菜?花も食べられる、ナスのような食感のあの野菜!

2022/06/20
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。管理栄養士&食生活アドバイザーで、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

漢字検定準1級という資格と食の知識を生かして、みなさんに漢字から読み解く野菜の豆知識を紹介します!

さて、「瓜南瓜」と書く野菜とは一体、何でしょう?

ヒント1:かぼちゃの仲間

「瓜南瓜」は、うりかぼちゃと読めるように、かぼちゃと同じウリ科の一種です。

かぼちゃは、西洋かぼちゃ、日本かぼちゃ、ペポかぼちゃに大きく分けられるのですが、「瓜南瓜」はペポかぼちゃに含まれます。

一般的なかぼちゃとは異なり、でんぷん質が少なく、あっさりとした味わいが特徴です。
皮は、緑・黄・白色などがあり、まだら模様やしま模様が見られることも。いずれも実の色は白いことが多いです。

実だけでなく、開花前の花も食用とされています。小さな実がついたまま、花の中にひき肉やチーズを詰めて揚げたり、炒めたり蒸すなどして食べられています。

ヒント2:イタリア料理でよく使われている

「瓜南瓜」の原産地は、アメリカからメキシコにかけてとされていますが、イタリアで改良されて細長い形になったといわれています。細長く緑色をしたものは、イボ無しのきゅうりに見えることもありますよ。

それ以外にも、球形、UFOのような形、細く曲がった形をしたものなど、いろいろな品種があります。

また、「瓜南瓜」がよく使われる料理で有名なものには、イタリアのカポナータやフランスのラタトゥイユなどがあります。

ヒント3:食感はナスに似ている

きゅうりと間違えられることもある「瓜南瓜」。食感はナスのように感じられることが多く、クセがなくてあっさりしていることから、油と合わせて炒め物にしたり天ぷらやフライなどの揚げ物にもよく使われます。

加熱する以外にも、きゅうり同様に、薄切りや細い千切りにして生のまま食べることもできます。サラダはもちろん、漬物やピクルスといった食べ方もできます。(皮の硬さや苦みが気になる場合は、塩もみすると◎)


幅広い食べ方のできる「瓜南瓜」と書く野菜とは、何のことでしょうか?




正解は、「ズッキーニ」でした!

かぼちゃの仲間でありながら、あまりツルが伸びないため、「つるなしかぼちゃ」と呼ばれれることもありますよ。

ズッキーニは、花が咲いてから4~5日程の未熟なものが食用にされています。そのため、一般的なかぼちゃに比べると水分が多く、みずみずしい食感を味わうことができるのです。

栄養価では、かぼちゃよりも
・ビタミンK
が多く含まれ、丈夫な骨を作ったり、出血を止めやすくしてくれます。そのほかに、
・ビタミンC
・葉酸
・カリウム
なども豊富なので、紫外線から肌を守り、夏バテ予防に役立つ強い味方になってくれることが期待できます。


ぜひ紹介した内容を参考に、夏が旬のズッキーニを食卓へ取り入れてみてくださいね!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、地元のケーブルテレビの食育番組に出演しています。
食べること、料理すること、喋ることが好きです。

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