「もっと食べたい」と家族に言われる!大豆ミート活用歴13年の管理栄養士がおすすめする、おいしさをアップするコツ【7選】

2023/05/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。13年前から大豆ミートを食べてきた、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

年々、手に入りやすくなってきた大豆ミート。
「食べてみたけどイマイチだった」「うまく使いこなせなかった」という人もいるのでは?

この記事では、管理栄養士である筆者が、おいしさをアップさせる大豆ミートの活用法についてレシピとともにご紹介します。
まだの方も試したことがある方も、ぜひ取り入れてほしいコツをお伝えしますので、参考にしてみてくださいね!

大豆ミートの種類を知ろう!

大豆ミートとは、おもに油分を絞った大豆を乾燥させ、肉のような食感に加工した食品をさします。
高たんぱく、低脂質で、肉と比べて低カロリーで食物繊維を含むという特徴があります。

「ソイミート」や「べジミート」などの呼び名があり、動物性食品を食べないヴィーガンやベジタリアンだけでなく、健康や環境問題に対する意識が高い人たちにも取り入れられています。

国内では2019年頃から市場が拡大し、今では大手メーカーやコンビニチェーン、ファストフードなどの商品にも取り入れられるほどメジャーになってきました。


そんな大豆ミートには、乾燥タイプ、味付け済みのレトルトタイプ、湯戻し不要の冷凍タイプなどがあります。
さらに、ミンチ(ひき肉状)、フィレ(薄切り状)、ブロック(塊状)など、形状もさまざまな種類があるので、料理に合わせて選ぶことができるのです。

「選び方」や「味付け」に注目!

大豆ミートは、食べ方によっては豆の香りを強く感じたり、食感や味わいが物足りないことも……

そんな場合は、
【1】湯戻し後、数回湯を取り替えて揉んでから水分をよくしぼる(乾燥タイプの場合)
ことが効果的な場合があります。

最近の商品は以前よりも香りが抑えられていますが、それでも気になる人は試してみるといいかもしれません。筆者も、以前は必ず実践していました。

ほかにも、
【2】小さめのサイズを選ぶ(例……ブロックタイプ < フィレタイプ < ミンチタイプ)
【3】だしをたっぷりと含ませたり、うま味が強い調味料を少し多めに使う
【4】味付け済みのタイプを選ぶ
【5】あっさりめよりもこってりとした料理に使う
ことで、先述のような手順を行わなくても香りの軽減が期待できるでしょう。

○○と合わせたり、スイーツ食材としても!

また、肉の代わりに大豆ミートだけを使うと、コクが物足りなくて満足度が得にくいことも……。

そんなときには、
【6】ひき肉も混ぜて使う
という方法もありますよ。

フィレやブロックを使用する場合にこの方法は取れませんが、ミンチであればどれが大豆ミートで本物の肉か味わっても判別がつかないほど一体化してしまうのです。

実際に、家族にこの方法で炒め物をつくったところ、大豆ミートが入っていることがばれず、大好評で完食!
(オイスターソースを使ったり、少し味付けを濃いめにすることも併用)

最後に、
【7】スイーツに使う
というのもおすすめです。

もともと、大豆製品(おから、きなこ、豆乳など)を使うレシピも多いため、大豆ミートの香りだけが気になりにくい、というのがその大きな理由。

実際に、アーモンド、レーズンと一緒にブレンダーにかけて丸め、ココアパウダーや粉糖をまぶしたお菓子を作ってみたときには全く違和感がありませんでした。
そのため、どうしても料理に使いにくければ、こういったスイーツに粉砕して使う方法も試してみてはいかがでしょうか。

大豆ミート:アーモンド:レーズンを1:1:1の割合で用意し、それらを一緒に粉砕し、少しづつオイルを加えてまとまりやすくし、500円玉大になるようにラップに包んで指で球状に押し固めてつくることができますよ。
そのままでもいいですが、仕上げにココアパウダー、粉糖、きなこ、ココナッツファイバーなどをまぶしても◎

このとき、アーモンドやレーズンはほかの種類に変えてもOK。オイルは何でもいいですが、オリーブオイルやココナッツオイルを選ぶと香りよく仕上がるのでおすすめです。


ぜひ、ご紹介した7つのコツを参考に、大豆ミートをもっとおいしく活用してみてくださいね!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。

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