かぼちゃを切ったら「もやし」が出てきた⁉そのもやしは食べられる?原因と対処法についてご紹介
こんにちは。変わった食材が好きな、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。
みなさんは、かぼちゃを割って中からもやしのようなものが出てきたことはあるでしょうか?
先日、買ってきてすぐのかぼちゃを切った時、筆者は初めてそんな体験をしたのです。
この記事では、かぼちゃからもやしのようなものが生えてくる理由についてご紹介します。
また、もやしのようなものが食べられるか、かぼちゃはそのまま使ってもいいのかについても触れているので、参考にしてみてくださいね。
かぼちゃの中から出てきたのがコチラ!
調理の仕事の際に、スーパーに発注して納品されたばかりのかぼちゃ。
そのかぼちゃのヘタを上にしてまな板に置き、真上から包丁で四等分したところ、かぼちゃの切り口に違和感が……
ワタの中からつまんで引っ張り出してみると、いつも食べているもやしのような太さの、白く細長いものが出てきたのです!
今まで何度も何度もかぼちゃを切ったことのある筆者にとっては、初めての経験だったのでとても驚きました。
見た目はもやしにそっくり!
このもやしのようなもの、一体なんだと思いますか?
今回のかぼちゃは皮付きで丸のまま売られていたため、外からもやしが混入するということはあり得ません。
可能性として、かぼちゃのワタの中にある種から発芽したことが考えられるのですが、それまでに見たことがなかったのでレアケースと考えられました。
そこで、一緒に仕事をしていた調理の人たちにも同じような経験があるか尋ねたところ、あると答えた人はいませんでした。
結論
調べてみると、かぼちゃの中から出てくるもやしのようなものは「かぼちゃの種が高温下での生育や保存などの原因によって発芽したものである」ということが分かりました。
一般的に「もやし」と呼ばれているものは、緑豆や大豆、ブラックマッペといった種子を遮光しながら発芽させたものです。そのため、同じような味や食感ではないと言われています。
むしろ、ウリ科の発芽したものは苦味を持つ可能性があるのだとか。(この現象は、かぼちゃに限らず同じウリ科のメロンでも見られることも)
筆者の場合、その場で正体が確認できなかったので口にせず処分してしまったのですが、食べたとしても害があることはないそうです。
また、種が内側で発芽する場合、果肉の栄養や水分が失われて味が落ちることも指摘されていましたが、(もやしのようなものを除いた)今回のかぼちゃはおいしくスープとして食べることができました。
もし、今後同じような経験をした際には、かぼちゃの味に異常を感じなければ、通常通り調理して食べてみてはいかがでしょうか?
参考サイト
★この記事を書いたのは・・・管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。