お酒を楽しみたいなら「筋肉」を増やせ⁉アルコールと筋肉の意外な関係とは?

2021/07/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。最近は運動不足気味な、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

仕事、家事、育児…
そんなサイクルで過ごしている日々に、運動時間を追加するのに一苦労していませんか?

運動が健康やダイエットにいい、という常識を知っている反面、継続して取り組める人は少ないのでは。筆者もその一人ですが、「お酒を飲む人は運動するとメリットがある」と言われたらどうでしょうか?

きっと、いくつになってもお酒を楽しみたい人は多いはず!
この記事では、運動とお酒の関係と、何かをしながらでも取り組める簡単な運動方法について紹介します。

アルコールは肝臓以外でも分解されていた!

お酒に含まれているアルコール。
一般的には、肝臓の働きによって分解(無害化)されることで知られていますが、実は肝臓以外にも関わっている器官があるのです。


その器官とは、「筋肉」!

最初にアルコールの分解に関わるのは肝臓ですが、その後は筋肉中で主に分解が続けられていくのです。筋肉中でさらに分解を受けると、最終的に二酸化炭素と水になって排泄されていきます。

よく、体育会系の人はお酒が強いイメージがあると思いますが、あながち間違いではないのだとか……

筋肉量UPには有酸素or無酸素?どちらが効果的?

実際に、北海道大学の准教授が行った研究データがあります。運動習慣のない被験者に有酸素運動と無酸素運動、それぞれの運動を12週間に渡って継続させ、その後のアルコール分解能力について調べました。その結果、有酸素運動よりも、無酸素運動を継続した方が分解速度が速まることがわかりました。


<有酸素運動と無酸素運動の違い>

●多くの酸素を取り入れながら、主に体内の脂肪をエネルギーへ変える「有酸素運動」。負荷が少なく長時間取り組むことができ、持久力が高まります。

●酸素を必要とせず、筋肉中の糖質をエネルギーへ変える「無酸素運動」。負荷が多く短時間しか取り組むことはできませんが、筋力の強化に向いています。


アルコール分解能力の向上を期待する場合には、「無酸素運動」を継続して筋肉を鍛えるのがおすすめ!

(※ 元々、肝臓のアルコールを分解する酵素が少ない、いわゆる“お酒に弱い人”の場合は同じ効果が期待できるとは限りません)

日常動作の中でも筋肉は鍛えられる!

とはいっても、普段体を動かす習慣がない人にとって、運動を始めること自体に抵抗感がある人もいるのでは?

筋力を強化するためには、時間も気合も必要、疲れてクタクタになりそう、というイメージがありますが…

→ トレーニングの動作の仕方を工夫することで、日常動作の中でも少ない負荷で効果的に筋力を増強させる効果が期待できるのだとか!


その基本的なポイントは、2つだけ。
■ できるだけゆっくりとした動作で行う
■ 自分の体の重さを利用する

いわゆる「スロートレーニング」と呼ばれるものです。具体的な方法として、いくつかご紹介しますね。

方法1:階段や坂道を下りる時

タタタッと軽快に下りてしまわず、一歩一歩、音を立てないようにソロソロッと一段ずつ下りるようにしてみましょう!下ろした片足が次の段に着くまでの間、もう片足は一本足で全体重を支えている状態に。自宅の2階から1階までの階段を、できるだけ時間をかけて下りてみるだけでもOKです。大きな筋肉である太ももを重点的に鍛えられますよ。

方法2:椅子から立ち上がる時

食事中や机に向かって作業している時、サッと立ち上がるとほとんどの人は足の力をメインに立っています。これを机に両手を付き、前かがみになりながら両手に体重をのせ、手の力をメインに立ち上がるようにしてみましょう!できるだけゆっくりとした動作をすることで、腕だけでなく、胸周りの筋肉が使われていることが感じられますよ。

方法3:椅子に座る時

これは空気イスと同じ要領で行えば◎普通にスッと座るのではなく、できるだけ時間をかけてお尻を突き出して座りましょう!筋力トレーニングの一種であるスクワットを連続で行うのはキツくても、座るタイミングにだけ取り入れるのであれば、あまり疲労感を感じずに取り組めますよ。

ここでは、日常生活の中で、誰もが行う可能性のあるタイミングを中心にご紹介しました。2・3の方法はトイレの時にも有効◎

これ以外に、筆者が習慣的に取り入れているのは、歯磨きや洗顔をする時に膝を伸ばして前かがみになる代わりに、両足の幅を広げて腰を垂直に落とすことを取り入れています。(股関節が伸び、太ももの裏に気持ちの良い負荷を感じますよ)

取り組んでいる最中、事情を知らない人に見られると恥ずかしい思いをしたり心配される可能性も。あらかじめ身近な人には伝えておいたり、一緒になって取り組むよう誘ってみると続けやすくなりますよ◎

最初から「常に取り組もう」とするとできなかった時に挫折感を味わってしまいかねないので、「気づいたときに1日1回」をこなしてゆき、常に意識できるようになったら1日の中で取り入れる回数を増やしてみると継続しやすくなると思います。


適度に筋肉を鍛えることで、アルコールの代謝を高めるだけでなく、引き締まった体も手に入るかも!ぜひ、運動不足な人は、スロートレーニングを取り入れてみてくださいね。



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

<参考サイト>

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