塩代わりにガンガン使える!?味付け失敗知らずの「塩麹」は、肉魚の漬け込みだけでなく、調味料としても◎

2020/04/01
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。
管理栄養士&食アドのゆかりです。
料理を作ることはもちろん好きですが、それ以上に食べることが大好き!

実は、塩麹がブームになった頃から、その使いやすさと料理の出来映えに惚れ込み、我が家の常備調味料になった塩麹。

「簡単」とは聞きつつも、麹を入手して・・・
から、手付かずだった自家製塩麹づくりに、初挑戦した時のことをご紹介します。

材料3つ!仕込み時間は3分足らず!

塩麹、みなさん普段から使っているでしょうか?

出張料理の仕事で、今まで何十軒もの家庭へお邪魔していますが、冷蔵庫に塩麹が置いてあるのは1割くらい・・・
ということからも、今はそれほど活用しいる人が少ない印象です。

我が家では、
★ 塩と違ったまろやかなしょっぱさ
★ 肉や魚の臭みが抜けてやわらかくなる
という料理の仕上がりに感激し、塩代わりで使うようになりました。

以前は、袋に詰まった700gの大容量をプラスチック保存容器に詰めて使ったり、200g入りのスタンドパウチタイプを使ったりしていました。

そんな塩麹ですが、手作りするための材料はコレだけ↓

2~3日に1度混ぜるのみ!

乾燥米麹…1袋(300g)、食塩…90g、水…450ml

これらを清潔な保存容器の入れて混ぜ合わせ、蓋をゆるくのせて室内に放置するだけ。
これなら、どんなに面倒くさがりでもできちゃいますし、子供と一緒にも作れる簡単工程!

そして、その後は2~3日に1度、全体を混ぜ返すだけ。


1週間で完成!!

1週間から10日で、出来上がり!

この時は、待ちきれず6日で使ってしまいました・・・
(せっかちさんには向いているのか、向いていないのか?)

使った料理というのが、

”鶏じゃが”です。

午前中に買ってきた鶏むね肉に、重さの10%に相当する塩麹を表面にまぶして、夕食準備までの間、冷蔵庫で休ませたものを調理しました。

すると、gあたり60円くらいの安い国産鶏むね肉でしたが、やわらかく仕上げることができたのです。
(普段、同じ肉を使った煮物は、やや硬めの仕上がりなので、鶏もも肉を選んでいます)

しかも味付けは、にんにくを少し加えた以外に無し!
ここが、塩麹料理の嬉しいポイント。

肉だけでなく、魚、野菜など、その重さの10%に当たる割合で塩麹に漬け込めば、味付けも決まるということ!!

他にも、骨付き肉(鶏むね肉よりさらに安いもの)も同じように漬け込み、グリルでこんがり焼いたものも絶品でしたよ!

塩麹は、「味付けが苦手」という方にもお薦めできる調味料なのです。
ちなみに、大さじ1杯=18g/小さじ1杯=6g、と覚えておくと便利ですよ。
(表面がわずかに盛り上がる程度での目安)

塩分量は、表記の通り仕込むと12%になります。メーカーによって、多少違いがあるかもしれません。
これは味噌に近い数値なので、気持ちそれよりも少なめに調味料として使うとおいしく仕上がると思います!(麹の旨味がある分、薄味でも美味しく感じやすい気が)

普段は塩で仕上げるポトフも、代わりに塩麹でこんな風に作れますよ↓
(麹のつぶつぶが混じるのも、アクセントに)

何でも塩代わりに活躍!!

麹は発酵食材で、日本酒・味噌・醤油など、昔から日本の食材づくりには欠かせないものとして使われてきました。
その発酵力で、肉や魚に含まれているたんぱく質を分解して、旨味の素となるアミノ酸も生み出してくれます。
ですので、料理の美味しさがワンランクUPするのも間違いないんです!

そして、嬉しいことに、発酵食材は腸内環境を整えてくれる効果も期待できますので、美容・健康・ダイエットに気を遣う人は、ぜひ日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか?

もちろん、腸内環境を整えることは、生活習慣病の予防にも欠かせないことですので、家族で美味しく食べながら、健康を目指していきましょう!!

★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
4歳女の子のママ。保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

計算中