春の疲れには"アスパラガスの豚肉巻き"が最高な理由

2020/04/07
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。
管理栄養士&食アドのゆかりです。
料理を作ることはもちろん好きですが、それ以上に食べることが大好き!

三寒四温という言葉の通り、春は寒さと暖かさが入れ替りの激しい日が続きます。

寒暖差は人によって、鼻水・くしゃみ・かゆみなどのアレルギー症状を引き起こしたり、体温調整などで体力を消耗し、私たちにストレスを与えます。
そんな体調が不安定になりがちな時こそ、疲れを溜めず、元気に過ごしたいですよね?

この記事では、そんな春の疲れを軽減してくれる嬉しい食べ合わせをご紹介します。

疲労回復に効果のある栄養は?

私たちは、食べたものからエネルギーを作り出すために、カロリーだけを摂っていてもダメなのです。

炭水化物(糖質)・たんぱく質・脂質を効率よくエネルギーへ変えてくれるビタミンやミネラルも同時に摂る必要があります。

そして、その時に特に大切なのが、一番エネルギー源として利用される炭水化物を代謝してくれる【 ビタミンB1 】。
これは、豚肉、豆類、ナッツ類、ごま、のり、わかめなどに多く含まれています。

この他、ビタミンB1の働きを高めてくれる【ビタミンB2】・【ビタミンB6】、【マグネシウム】、【クエン酸】なども疲労回復に役立つとされています。

豚肉+アスパラガスが好相性!

「疲れたな~」
「もうひと踏ん張りしたい」
というような時、栄養ドリンクに頼る人もいるのでは?

ああいった栄養ドリンクには、即効性のある栄養成分が含まれているのですが、先ほど挙げたビタミンB群はもちろん、【タウリン】【アミノ酸】【カフェイン】なども含まれています。

そして、メーカーによっては、【 アスパラギン酸 】を配合しているものもあるのです。

この【 アスパラギン酸 】という成分は、野菜のアスパラガスから最初に発見された成分で、その名前が付けられたとか。

魚や大豆製品に多く含まれているのですが、アスパラガスにもしっかりと入っています!

そんなアスパラガスを美味しく、疲労回復効果を狙って食べるとしたら、
● アスパラガスの豚肉巻き ●が、おススメ!!

作り方は簡単↓
1. 豚肉の薄切りを広げ、片面(巻いた時に外側になる面)に塩こしょうを振りかける。
2. アスパラガスは沸騰した湯で1分前後、色よく茹でて冷ます。
3. アスパラガスの根元を豚肉の端に置き、密着させながらアスパラガスを豚肉で斜めに巻き上げる。
4. 大きめのフライパンに間を空けて巻いたものを並べ、弱~中火で肉の色が変わるまで転がして焼く。

<作り方のポイント>
・ 塩こしょうだけの味付けは、アスパラガスの甘味を引き出してくれます。
・ 直接舌が触れる部分だけの味付けでも美味しく感じられ、減塩になります。
・ 安い豚肉などの時は、塩こしょうの前に、料理酒を振りかけておくと臭みが軽減できます。
・ アスパラガスの下処理は、根元から5㎝くらいを皮むきし、手でポキット折れた所だけ捨てます。(甘味の強い部分なので、できるだけ残すと◎)
・ 剥がれやすいのが心配な場合は、巻いた時に内側になる部分に片栗粉をまぶしてください。
・ アスパラガスを下茹ですることで、薄切り肉にサッと火を通すだけでOK。加熱時間が短いと、栄養が多く残ります。

味付けのバリエーションで毎日美味しく!

肉巻き=照焼き味、が定番だった自身ですが、塩こしょうのみの味付けをしたら、食材の旨味を強く感じることに気付き、それ以来、塩こしょう推しです。

その他にも、さらに豚肉をやわらかく美味しくする方法として、すりおろししょうがを料理酒と一緒にまぶすのもいいですね。
(しょうがの成分が、肉をやわらかくしてくれ、しょうがが臭み消しの役割を果たします)

自宅に焼き肉のたれがあれば、塩こしょうを少なめにして、仕上げにたれをかけるのもGood!

塩麹を塩こしょう代わりに使うのも、これまた、豚肉をやわらかくしてくれるのでおススメ!

このような感じで、ご自宅にある調味料を活用して、いろいろなバリエーションを楽しんでみてくださいね。
春が旬の"アスパラガス"を美味しく食べて、疲れ知らずで過ごしましょう!!

★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
4歳女の子のママ。保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

計算中