肉・魚を買ったらマスト!3stepで味付け&やわらかさもバッチリな方法

2021/04/03
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。管理栄養士&食生活アドバイザーで、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

スーパーやコストコなどのお得な肉や魚って、大容量で売られていることはありませんか?
もしくは、消費期限が当日のものが半額になっていて、それをついたくさん買ってしまうという人も多いのではないでしょうか?


この記事では、パサつかずジューシーさをキープする肉や魚の保存におすすめな、簡単にできる下味の付け方をご紹介します。

必要なのは「食塩」と「砂糖」だけ

買い物の回数を増やしたくない我が家は、特売を見かけたらそれなりの量をまとめて購入することがよくあります。

その日のうちに調理して作り置きしておくという選択肢もありますが、筆者は気分でメニューを決めて都度作りたいので、ルーティン化した下処理をして冷凍保存するようにしています。


その下処理に使用するのは、「食塩」と「砂糖」だけ!
そのほか、必要なものは次の通り。
● ラップ
● はかり(デジタルスケールなど)

はかりがない場合は、小匙や大匙の計量スプーンを代用しても◎

買ったらすぐにまぶす

この方法は、肉だけでなく魚の切り身にも応用することができます。

ちなみに、一般的においしいと感じる塩分は1%なのですが、薄味がお好きな方や他の味付けにも使いたい方は、もっと濃度を下げてもOKです。
(筆者は、食塩を半分くらいにすることも)


<手順>

 1. 全体の重量の1%「食塩」と、1%「砂糖」を準備する。

 2. キッチンペーパーで表面の水分を拭き、全体に1を振りかけ、ムラがないように和える。

 3. 使いやすい量に分けて保存する。


写真では菜箸を使用していますが、パックにかかっているラップの上から手で和えたり取り分けると、調理器具の消毒や洗い物を減らすことができますよ!

計量スプーンを使う場合は、「食塩」小匙=6g/大匙18g、「砂糖」小匙=3g/大匙9gで計算してみてくださいね。
※ 食塩や砂糖以外の場合、粗塩・天然塩は少し軽くなり、グラニュー糖は少し重くなりますが、きっちり計量しなくても大体で◎

↑ 例)肉175gの場合:1.7g「食塩」と1.7g「砂糖」でOK。


パックされていたトレーの上で和えてから取り分けてもよし、大きめに広げたラップの上で和えてもよし。

家族の人数や1回の消費量に合わせて分けておくと、

◇ ラップから外してフライパンや鍋にちょうどよい量を投入できるので、手間が省ける。

◇ 冷凍保存したものを解凍する時に、使い切れるので再冷凍する必要がない。
  (再冷凍は品質が急激に低下するので避けるのがベター◎)

といったメリットも!
購入後すぐに下処理や冷凍保存をすることで、鮮度のよい状態を長くキープできますよ。


小分けにしたものは、ラップに包んだだけでは庫内のにおいが付いたり、乾燥して劣化してしまう心配があるので、ファスナー付きの保存袋に入れるようにしています。

安い肉や魚もおいしさUP!

「食塩」や「砂糖」には、肉や魚のタンパク質に反応して、水分が抜けにくいようにする働きがあります。
加熱によって縮んで硬くなることを防ぐので、ジューシーさをキープすることができるのです!

特に、安くて硬くなりがちな豚肉や、パサつきやすい脂身の少ない鶏むね肉・ささみ肉・白身魚などには、効果絶大!
(塩と合わせることで、砂糖の甘味はあまり感じないので甘く仕上がる心配は不要です)


「食塩」と「砂糖」で下処理しただけでやわらかくなるのはもちろんですが、よりおいしく仕上げるのであれば、低温調理も取り入れるのがおすすめ!
下処理済みの鶏むね肉があれば、弱火で蓋をして蒸し焼きにするだけで、おつまみやサラダチキンとして手軽においしい一品に変身しますよ。

ぜひ、保存前ややわらかくしたい時に試してみてくださいね。



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

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