気づけば赤字…を解決!家計管理がラクになる「月始めにやること5つ」

2024/12/06
  • ライター。転勤族の夫、3歳0歳の姉妹と暮らす。「わたしが楽する暮らし方」をモットーに記事を執筆。 もっと見る>>

こんにちは、サンキュ!STYLEライターのしばです。転勤族の夫、2人の娘(6歳4歳)と暮らしながら、暮らしをラクに楽しく回す工夫を発信しています。

たいして出費していないはずなのに、気づけばいつも赤字になってしまう…。そんなお悩みはありませんか?

家計が続く原因は、「本当に使えるお金」がいくらあるか、正確に把握できていないから。

月初めに少しだけお金と向き合う時間を作ることで、無理に節約せずとも黒字家計が目指せますよ。

この記事ではFP資格者の私が、「家計を黒字にするために月初にやること」をご紹介します。

赤字が続く原因は「本当に使えるお金」を知らないせいかも

家計管理のために家計簿をつけているという方は多いと思いますが、「大きな出費はしていないはずなのに、なぜかいつも赤字になってしまう…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

その原因は、「今月使えるお金」がいくらあるのか、分かっていないから。

月初にお金と向き合う時間を作ることで本当に使えるお金がいくらかはっきりさせれば、無理に節約せずとも黒字家計を目指せるんです。

今月使えるお金の金額を知るためには、収入や支出をまとめた「収支表」を作るのがおすすめ!

家計簿があれば分かるでしょ?と思いきや、意外と家計簿をつけるだけでは数字を我が事としてとらえにくいんですよね…。

自分にとって分かりやすい形に落とし込むことで、数字や計算が苦手な人でもお金の管理がしやすくなりますよ。

私はMacbookに初期搭載されている「Numbers」という表計算アプリで大枠をつくり、そこに数字を書き込みながら毎月の収支チェックや予算立てをしています。

計算が苦手なのでパソコンを使っていますが、パソコンが苦手…という方はノートに手書きしてもOKです。

無理なく家計を黒字に!月初めにやること5つ

我が家では夫の給料日を月初めとして、毎月以下の5つの作業を行なっています。

<月初にやること5つ>
1. 「今月の収入」を書く
2. 「強制預金額」を書く
3. 「固定費」を書く
4. 「今月使えるお金」をチェックする
5. 1ヶ月の予算を立てる

月初めにやること①:「今月の収入」を書く

まず最初に、「今月の収入」を収支表に記入していきます。

給料は手取り額で記入し、出張手当などがあればそれも記入。さらに児童手当なども収入として記入します。

最後に合計額を記入し、今月の収入がいくらなのか確認しておきましょう。

月初にやること②:「強制預金額」を書く

収入を記入したら、次は「強制預金額」を書き込みます。

強制預金額とは、毎月必ずこの金額は貯金する!と決めているお金のこと。毎月の給料から決まった金額を天引きし、「貯める用の口座」に自動入金するようにしています。

残ったお金も「使う用の口座」に自動振り分け。自動でお金を動くようにして、ATMに行く時間と労力をカットしているんです。

使う・貯めると目的ごとに口座を分けておけば、「これは使うお金」「これは貯めるお金」と意識しやすくなるのでおすすめです。

月初にやること③:「固定費」を書く

収入、強制預金を書き込んだあとは、すでに支払いが確定している「固定費」を記入。

「固定費」は例えば、以下のようなものが含まれます。

<固定費に含まれるもの>
・家賃
・住宅ローン
・駐車場代
・保険料
・新聞代 など

お金の管理が苦手な人は、ガスや水道などの「光熱費」や毎月の「お小遣い」などの「毎月ほぼ決まった額が固定に出ていく支出」もすべて「固定費」に入れておきましょう。

我が家では「スマホ代」や「保育園でかかる料金」も「固定費」として管理し、引き落とし予定額を先に記入しています。

わたしは忘れっぽいので収支表に固定費の内訳を記入していますが、めんどうな方は「固定費 〇〇円」とまとめて記入してもOK。

月初にやること④:「今月使えるお金」をチェックする

収入、強制預金、固定費と書き込んだら、次は「今月使えるお金はいくらなのか」をチェックしていきます。

収入=使えるお金と考える方も多いですが、これは間違い。

「本当に使ってもいいお金」とは、収入から強制預金と固定費を引いたお金のこと。

例えば収入が30万円、強制預金が2万円、固定費が12万円だとすると、使っていいお金の額は【30万円ー2万円ー12万円=16万円】という計算になりますね。

月初に本当に使えるお金の額がいくらかチェックし、そのなかでやりくりできるように意識していきましょう。

月初にやること⑤:1ヶ月の予算を立てる

「今月使えるお金」の金額がわかったら、その範囲内でやりくりできるように、予算を書き込んでいきます。

そこでまず始めに書き込んでほしいのが、「特別費」。

わたしは子どもの誕生日にかかる費用や、自動車保険の年払い、固定資産税などの税金の支払いなど、「1年のうちに支払うことが予測されるお金」はすべて「特別費」として管理しているのですが、これがけっこうやっかいなんです。

なぜなら、「特別費」はそのひとつひとつの支払い額が大きいから。心づもりをしておかないと「あ、税金の支払い忘れてた!」と慌てたり、あとから「通信教育の年払いで、今月大赤字だ…」とガックリしたり…。

「特別費」が多いとわかっておけば「今月は外食を控えよう」「あれを買うのは来月に回そう」と段取りしやすくなります。月初には「今月大きい支払いはなかったかな?」と考えてみるようにしてみてくださいね。

自分に合った方法で無理なく黒字家計を目指そう!

今回はわたしが実践している「家計を黒字にするために月初にすること」をご紹介しました。

月初に今月の収入や固定費をチェックし、「今月使えるお金」の額がはっきりすると、1ヶ月の間にどうお金を使ったらいいのかが見えてきます。

「今月使えるお金はこれだけしかないのか…」とガッカリする方もいるかもしれませんが、リアルな家計状況を知ることこそ黒字家計への第一歩!

お金に限りがあると分かれば「ここでお金を使っていいのかな?」「本当に必要なのかな?」と真剣に考えるようになります。

「うまくやりくりできた・できなかった」の判断もしやすくなるので、「今月は黒字だ!やった!」と達成感を感じられるようにも。

たとえ赤字でも、1年間で黒字になればOK!おおらかな気持ちで、少しずつお金の使い方を見直していきましょう〜。

◆この記事を書いたのは…しば
転勤族の夫、2人の姉妹(保育園児)と賃貸マンションに暮らす。毎日をよりラクに、より楽しく回す工夫を考えるのが得意。千葉、宮城と住まいを変えながら、Webメディアを中心に執筆活動を行っている。

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