ローストビーフの作り方(後編 加熱編)

2020/03/21
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こんにちは!オウチゴハン研究家のはっとりみどりです。
今回はローストビーフの焼き方編!
フライパンと鍋で手軽に加熱する方法を紹介します。

(ローストビーフの作り方 肉の下準備編は下記のリンクよりご覧いただけます)

大きめの鍋に湯を沸かす

ローストビーフを焼く前に、お肉が余裕で入る大きめの鍋に、たっぷりの湯を沸かしてください。温度はグラグラです。沸いたら、フタをして冷めないようにしておいてください。
まずは湯を準備してから、フライパンの焼き作業に入ります。

フライパンで全面焼く

フライパン肉がしっかり入る、平らで大きなものを準備してください。

まずは、フライパンにサラダ油小さじ1程度熱します。
そこに下準備したローストビーフ用の肉を入れ、各面1分程度ずつ目安に焼きつけます。
焼き色が薄いな、と思ったら時間を延ばしてください。
ここでは、表面がおいしそうな色に焼ければOK。
この段階では中はまだまだ生状態で問題ありません。

すべての面を丁寧に焼きます。

両サイドも忘れずに!

端はトングを使って焼き色をつけます。

そして、大事なのはこの肉を焼いた後のエキス!
捨てずにタレ作りに活用したい旨みたっぷりの大切な材料です。

ホイルで包み、袋に入れる

焼きあがった肉はすぐにアルミホイルで密閉し、密閉袋(またはポリ袋でもよい)に入れます。
● 必ず『耐熱性』の袋を使ってください!!

包んだ肉を先ほど準備した鍋にドボンと入れます。
● 火にはかけません!

袋の端を鍋とフタで挟めば、水没は防げます!
鍋の湯の温度が急激に下がらないように、タオルなどで包むとよいです。

このまま、しばらく置き、余熱調理で仕上げます。

● 時間目安(600グラムの肉の場合)
レアが好きな場合は35分
程よく火が通ってものが好きな場合は45分

取り出したら、このままあら熱が取れるまで置きます。
切りやすくするためには、しっかり冷ましてから切ることをおすすめします。

ただ、夫はちょっと温かめのローストビーフが好きなので、あら熱が取れた程度ですぐに食べたいと騒ぎ出します。
( でもじつは私も、わりと温かいローストビーフが好き )
『 仕方ないなぁ〜、切りにくいんだけどさ......特別だよ』と、言いながら切ります。

ここでもし火加減が足りない(レアすぎる場合)に、再び湯に入れる対策(加熱の延長)がしやすいので、はじめて作る場合などは、あら熱が取れた頃に切ってみるのも◎

はい、出来上がりがこちら!
オウチゴハンでは最上級と言えるごちそうではないでしょうか。

以前、テレビで見た情報ですが、牛肉を食べると幸せホルモンが出るそうです。
特別のハレの日にはもってこいのお祝い料理ですね♪

余談ですが.......

端っこや、半端になったローストビーフは炒め飯に使うと絶品!

具は刻みにんにくと、角切りにローストビーフだけ。
にんにくと炒めたご飯に、バター醤油で味付けするだけで完成します。

このロースビーフの件、前編は肉の下準備、今回は加熱編と書きました。
でも、しつこく、もう一つ、肉汁を使った簡単タレレシピ編も書こうと思いますので、よかったらおつきあいくださいませ。

◆記事を書いたのは・・・服部みどり(オウチゴハン研究家)。簡単でおいしい料理のレシピ提案や旬の食材の調理法など提案しています。

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