脱マンネリオウチゴハン!決め手は●●

2020/03/07
  • オウチゴハン研究家・ごはんがすすむおいしいおかずのレシピや旬の食材の楽しみかたなど紹介します。もっと見る>>

こんにちは!オウチゴハン研究家のはっとりみどりです。コロナウィルスの影響で個人的にも楽しみにしていたイベントや友人とのお出かけも延期。こうなると何でもない日常が本当にありがたいことに気がつきます。でも今は安心安全第一!乗り越えるしかないですね。

しばらくはオウチでご飯を作る機会も通常より増えそうですが、毎日ご飯を作っていると、違う料理を作っているはずなのに、何となくマンネリ感が出てくることはありませんか? 今回はオウチゴハンのマンネリ化を簡単に回避する方法を紹介します!

ズバリ、香り!

オウチゴハンの脱マンネリの決め手は香りです!!香りの強い野菜やハーブを料理の仕上げに、ほんの少量使うだけで風味が格段にアップします。身近な食材ですと、しょうが、にんにくなどの香味野菜をチューブに頼らず、生のものを使うと風味が豊かに。

●香りのある食事の活用例
バジル・・・・・・パスタ、ピザ、エスニック料理、タイカレーなど
タイム・・・・・・トマト料理、煮込み料理
ローズマリー・・・じゃがいもロースト、チキンソテー
ディル・・・・・・魚料理、スモークサーモン、タルタルソース
セージ・・・・・・トマトソースのハンバーグ
青しそ・・・・・・和風パスタ、きんぴらごぼう、和風カルパッチョ、おにぎり、餃子など
ルッコラ・・・・・サラダ、ピザ、パスタ
みょうが・・・・・薬味、みそ汁、あえもの
ゆず・・・・・・・茶碗蒸し、そば、和風ラーメン、ゆず茶など
セロリ・・・・・・たまねぎの代わり、スープ
ミント・・・・・・紅茶、デザート

粉末のスパイスも◎

生のハーブや野菜はややコストがかかるし、使い切る自信がない.....という場合は、市販の粉末状のスパイスもおすすめ!

おなじみの七味唐辛子やブラックペッパーなどは使ったことがある方も多いかと思いますが、粉山椒もおすすめです。粉山椒といえば、うなぎと相性の良いスパイスですが、家では甘辛の照り焼き料理などに少々ふりかけると即マンネリ打破!

香りは入れすぎない、少々が◎

洋風のスープにはカレー粉!ほんの少量を仕上げにふりかけるだけで風味アップ!ここで注意は入れすぎること。少量とは指先でほんの少しつまんだ程度で良いんです。

私がスパイスやハーブにはまった初期は、香りなんだから多めに入れた方がいいかな?なんて大胆に振り入れて入れてみましたが、ちょっと違う。いや、だいぶ失敗作に。

料理の例とは違うけど、たとえば電車の同じ車両にやレストランに香水をつけすぎている人がいたらどんな気分ですか? どんなに高級で評判のよい香りでも、つけすぎは悪臭にもなりかねません。スパイスも同じ。いっぱい使えば美味しくなる、という訳ではなく適量が大事!仕上げの隠し味にしたい場合は気がつかない程度、ほんの少量入れるくらいがGOODです。

植物の香り、じつはすごい!

私は以前、野菜の会社に勤めていた時に、野菜の抗酸化力について見聞きする機会が多かったのですが、植物の色や香り、辛味、アクなどは「フィトケミカル」という植物に含まれる化学成分で、植物が紫外線、有害物質、害虫などの害から身を守る役割があるそうです。野菜のフィトケミカルは私たち人間にとっても抗酸化作用が期待できる成分で、免疫力を高めたい時は複数の種類の食材をバランスよくいただくのが理想です。

しかし、土に根を張り、人間や動物のように動き回れない植物たちが生きる戦略のスマートさに感服します。コロナウィルスの影響で不安なときこそ、取り乱さずに普段の生活を丁寧に送りたいと思うのです。

◆ 記事を書いたのは・・・服部みどり(オウチゴハン研究家)。簡単でおいしい料理のレシピ提案や旬の食材の調理法など提案しています。

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