【STOPフードロス】アレも冷凍できる!?

2020/03/28
  • オウチゴハン研究家・ごはんがすすむおいしいおかずのレシピや旬の食材の楽しみかたなど紹介します。もっと見る>>

こんにちは!調理師で、オウチゴハン研究家のはっとりみどりです。

言わずもがな、日本も世界も自粛ムード。
いつもより食材を備蓄したところで、食べきる前に腐らせては本末転倒。
というわけで、今回はFOODロスを防ぐための食材冷凍について紹介します。

冷凍できる食材って?

正直、しっかり密閉すれば、ほとんどの食材を冷凍できます。今回は食材別に調理時に使いやすく冷凍保存する方法を紹介します。

まずは主食のご飯と食パンを美味しく冷凍するコツです。

【ご飯】
炊きたての熱いうちに1食分ずつ小分けにしてラップでぴっちり包み、金属製のトレーにのせて急冷すれば、解凍してもほかほかでおいしく食べられます。
【パン類】
ラップで密閉し保存袋に入れる。食パンに関してはラップより「アルミホイル」で包むと急冷でき、トースターでそのまま焼けるので効率的です。

チーズもそのまま冷凍

シュレッドチーズはそのまま冷凍してOK!
熱い料理に使うもの向けですが、そのまま使えて便利です。

野菜類は?

きのこ類

きのこは冷凍向きの野菜。冷凍により水分が蒸発し旨みが残り、加熱も通常の状態より素早くできるのもメリット。一度きのこの冷凍を試すと「ひょっとしたら冷蔵よりおいしいかも!?」という意見も続出!

冷凍する際は、普段よく調理で使う形状に切ってから、小分けまたは保存袋に入れて冷凍し迷う。

だいこん

わりと長持ちする根菜でも、だいこんは1本使いきるのが大変な時には冷凍保存が◎
だいこんは、普段料理で使う形状に切ると便利に使えます。
ちなみにだいこんは冷凍することで細胞壁が壊れるため、生の状態に比べて、味が早く染み込み、やわらかくなるのも早い!煮物も時短に完成するのがメリットです。

にら

にらはカットしてそのまま冷凍可能です。炒め物はもちろん、スープにも使えて便利です。すぐにやわらかくなるので、仕上げに加える程度の加熱でOKです。

トマト

熟したトマトをすぐに食べられない時には丸ごと冷凍しちゃいましょう。加熱料理限定の保存方法になりますが、使う時にはすりおろしたり、自然解凍して角切りにしたり。使い勝手が抜群です。

肉類

よく使う分量を小分けにしラップで密閉し保存袋に入れて冷凍をします。注意すべき点は、小分けにした肉類は冷凍すると何の肉だったか.....選別が難しいので、肉の名称を書いておくことをおすすめします。

もう一つ、買った状態のパックのままの冷凍はNG。空気に触れると肉の酸化の進行が早くなるうえ、肉が乾燥しパサパサの食感になってしまいます。

もし用途が決まっている場合は、冷凍前に肉に下味をつける「下味冷凍」がおすすめです。調味料がよく染み込むだけでなく、調理時の時短、乾燥防止に役立ちます。

万能ねぎ、長ねぎなどねぎ類

小口切りにした万能ねぎは我が家では欠かせない冷凍野菜です。ラーメン、味噌汁、煮物の彩りなど、ちょっとあしらうだけで見栄えも良く仕上がります。

ちなみに、たまねぎのみじん切りやくし切りなんかも同じく便利です。

みそは冷凍!

味噌屋さんに、みそは冷凍保存がベストと聞いてから冷凍しています。カチカチになりません!ぜひおためしください。

余談ですが......

冷凍することで、永遠に長持ちするわけではありません。冷蔵庫や冷凍庫に関してはそれぞれの家の「開け閉めする頻度」、「元々の食材の状態」などにより条件が異なるため、いちがいに日持ち可能な期間を断言できないのが現状です。

また、冷凍保存することで、野菜のシャキシャキの食感は少なくなります。冷凍の最大のメリットは日持ち。工夫次第で時短調理の最強のアイテムになりますが、冷凍保存したものもできるだけ早めに使うように計画を立てながら料理をすることが理想です。

目安としては冷凍保存した食材は1ヶ月。
あくまでも、目安です。

◆記事を書いたのは・・・服部みどり(オウチゴハン研究家)。簡単でおいしい料理のレシピ提案や旬の食材の調理法など提案しています。

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