料理がおいしくなる!便利グッズ
こんにちは!サンキュ!STYLEライター オウチゴハン研究家のはっとりみどりです。
旅行が大好きで、働くモチベーションの一つは旅行のため!と言っても過言ではありません。旅先の郷土料理を食べては、作り方を地元の方に教えてもらうのも旅の醍醐味。
なかでも沖縄旅で知った「しりしり器」は、もうかれこれ10年以上手離せない愛用品。シンプルなキッチングッズなのですが、このしりしり器を使うだけで料理が格段においしくなる優れもの。今回はしりしり器の魅力を紹介します。
しりしり器ってどんな何?
こちらがしりしり器。「しりしり」とは沖縄の方言で「せん切り」という意味で、しりしり器は簡単に野菜のせん切りができる便利な道具です。
沖縄の郷土料理 にんじんしりしり
こちらはにんじんしりしりという、沖縄の郷土料理です。ざっくり説明すると、にんじんとたまご、ツナの炒め物。沖縄旅行で食べたこのにんじんしりしりのやさしい風味がたまらなくて、今では我が家にも欠かせない家庭料理のレパトリーです。
そこで、色々試してみたのですが.......
我が家のにんじんしりしりができるまで!
せん切りくらい自分ですればいいじゃないか!
最初はそう思って、せん切りして作ってみた、にんじんしりしり。
でも、何か違う。
いや、全然違う!
この違いは、切ったにんじんの断面でした。味付けや調理工程は一緒でも、切り口が違うだけで、食感や味の染み込み具合がまるで別物。
しりしり器の切り口部分の拡大写真をご覧いただくと、イビツな形状をしているのがわかりますか?
しりしり器で切るとボコボコした断面になります。
千切りよりも断然、味の染み込みやすさがUPし、独特の歯ごたえになるのです!
何より、あっと言う間に1本のにんじんが切れて時短調理に♪
にんじんしりしりをおいしく作るには、しりしり器が必須だと確信しました。
にんじんしりしりの作りかた
材料(2人分)
にんじん 1本
ツナ缶詰 70g(油漬けがおすすめ)
たまご 1個
サラダ油 小さじ1
しょうゆ 大さじ1弱
塩 少々
作り方
1:フライパンにサラダ油を熱し、しりしりしたにんじん、塩をふり『中火』でしんなりするまで炒める。
2:にんじんがしんなりしたら、溶きほぐしたたまごを回し入れる。
熱々のにんじんにたまごが絡むだけでも固まり始めるので、ひと混ぜしたらすぐに火を止めてしまってよいです。
3:ツナを加え、しょうゆで味を調え完成!
※ しっかりめの味が好きな場合は、麺つゆや白だしを使ってもOK
※ ツナは油漬けがおすすめです。カロリーを気にしない場合は油も一緒に加えるとコクUP
彩り鮮やかなので、お弁当の隙間おかずにももってこいです。
にんじんしりしり以外の使い道は?
でも、にんじんしりしりばかり食べないし......
キッチングッズ増やして置き場に困るのやだし........
そう感じる皆さま、ほかにも色々活用できます!
たとえば、だいこんやきゅうりは食感の良いサラダや浅漬けに!
じゃがいもをしりしりしてガレットに!
しりしり器のポテンシャル高いです!
お伝えしたように、切り口の断面がボコボコしているのでドレッシングも絡みやすく、少なめの味付けでよいメリットも♪
大根をしりしりして、削り節&ポン酢しょうゆをかければ即席副菜に!
ちなみに、我が家は2個あります。
穴の大きさ違いで6mmと8mm。
大きいと歯ごたえがあり、小さいとやわらかくなります。
ぜひ、しりしり料理をお楽しみください。
◆記事を書いたのは・・・服部みどり(オウチゴハン研究家)。簡単でおいしい料理のレシピ提案や旬の食材の調理法など提案しています。