収納術はいらない!「帰宅後30分で夕飯」が実現するキッチンとは?

2021/02/23
  • シンプルに暮らしたい。持ち物も、やるべきことも、減らしてすっきりと…。毎日がバタバタの働く母親です。もっと見る>>

 サンキュ!STYLEライターのはなです。
 5歳と3歳の子育てをしながら週5日フルタイム勤務。忙しい共働き生活を乗り切るためにシンプルな家事を研究中です。
 
 料理がしやすいキッチンとは、どんなキッチンだと思いますか?
 私は仕事から帰った後、子どもたちの世話をしながら夕飯をつくります。帰宅するのは18時過ぎ、夕飯づくりにかけられる時間は30分ほどです。効率よく料理をするためには、料理に使うキッチン用品を整えておくことが大切だと感じています。「帰宅後30分で夕飯!」を実現させるキッチンの整え方を3ステップでご紹介します。

ステップ1:キッチン用品を減らす

 キッチン用品で溢れかえったキッチンでは、効率よく料理をすることはできません。使っていないキッチン用品は手放します。生活の変化や子どもの成長とともに、必要なキッチン用品もどんどん変わっていきます。子どもたちが赤ちゃんだった頃は、離乳食にブレンダーやみじん切り器をよく使っていました。でも、子どもたちが大人と同じ物を食べられるようになると、それらは使わなくなりました。このように、いつの間にか使わなくなったキッチン用品を手放しましょう。
 料理がしやすいキッチンづくりには、「使わなくなった物を手放し、新たに必要になった物を購入し持つ」という物の循環が欠かせません。

ステップ2:キッチン用品を分ける

 平日の夕飯づくりに使うキッチン用品と、普段は使わない物に分けていきます。私の場合は、お弁当グッズや水筒、お菓子作りの道具などを持っていますが、それらは特別な時にしか使いません。普段は使わないキッチン用品は、カゴにまとめて入れ棚の上に置いています。頻繁に使う物ではないので、多少取り出しにくい場所でも大丈夫。普段は使わない物は別の場所に置き、平日の夕飯づくりに必要なキッチン用品だけを使いやすい場所に収納していきます。

平日は使わないキッチン用品は、カゴにまとめて収納

ステップ3:キッチン用品を並べる

 平日の夕飯を効率よくつくるために、キッチン用品は「使いやすい場所」に「並べる」ことがポイントです。取り出しやすい場所に、収納ケースなどには入れず、引き出しや棚に直接並べていきます。何がどこにあるのか分かりやすく、サッと取り出すことができます。忙しい夕飯づくりの途中で、物を探したり、重なった物をずらしたりする必要がありません。

 お玉などのキッチンツールは、料理中に取り出しやすいコンロの下の引き出しに並べています。

 コンロ下の深い引き出しには、お鍋やフライパンを収納しています。重ねず並べているだけなので、サッと取り出すことができます。

 カトラリーやグラスも並べています。スプーンやフォークは同じ種類が重ねられる形の物を選びました。

 食器は、取り出しやすいように種類ごと並べています。手前に並べ、奥にはなるべく入れないようにしています。

メリットの多い「並べる収納」

 並べる収納のメリットは、キッチン用品が取り出しやすいだけではありません。我が家は、夫がたまに料理をします。何がどこにあるのか分かりやすいので、普段料理をしない夫もスムーズに料理ができます。夫だけではなく子どもたちも、準備や片付けの手伝いをしやすいようです。並べて収納することで、キッチンが誰にとっても使いやすくなるのです。

 忙しい平日の夕飯づくりを一緒に戦ってくれるキッチン用品には、特等席を用意してあげたいものです。まずは引き出し1つ分から、「減らす」「分ける」「並べる」の3ステップで整えてみませんか。

◆記事を書いたのは……はな
 5歳と3歳の子育てをしながら週5日フルタイムで働いています。家族全員、家を出るのは7時半、帰宅はだいたい18時過ぎ。忙しい共働き生活を乗り切るためにシンプルな家事を研究中です。どうやったら家事が減るのか、ラクができるのか、そんなことばかり考えて暮らしています。

計算中