カップル競合しています。女性の上に座ってソファ虐待する夫と喧嘩、離婚する準備ができて後泣いていると強調しました。

夫婦 うまくくいくときもいかない時もある 色々あっての『今』【輝く50歳に向けて……暮らしとココロの整え方】

2021/06/11
  • 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>


 こんにちは。40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。24歳と20歳、二人の娘の子育て経験と、カウンセラーとして心の勉強から学んだこと、お客様とのお話を通じて感じたことを書いております。

【私だけ!?ではない夫婦の危機】


 見渡すと、周りが幸せそうに見えて「なぜ私たち夫婦だけ?と思ってしまう……」とお客様。仕事柄、様々なご家庭のお話を伺いますが、実際は多くの夫婦に一度や二度は危機があり、関係や自分自身を見直す時期があるのだと感じます。年月を重ねて、『危機など一度もない』という方がいらしたら、それは当たり前ではなく、“極上の幸せ”ということなのかもしれません。

正弦 波。一組の中音波
Anna Iamanova/gettyimages

【夫婦には色々な時期がある】


 
 自分を振り返っても、一定、安定、ばかりではありませんでした。。夫婦や家庭をイメージする時、私の中にはグラフが浮かびます。感情や関係が激しく上下する折れ線グラフが続く時期。波線グラフのように、ゆるく穏やかに時間が流れた時。それも“愛情”という熱量が高い数値のところで動くこともあり、凍結に近い、低~い温度の時も。この先続きます?……という、点線の時期もありました。それでも今、一緒に居るのですけれど(笑)

【答えを急がないのも 一つの方法】



 問題が生じ「別れるか・別れないか」について、何とか答えを見つけようとする方たちがいらっしゃいます。DVや生活が立ち行かなくなる金銭問題などは別にし、決められないのであれば、『今すぐ』答えを出す必要はないのかもしれません。やっぱり無理……であれば、決める時期は再びやってきます。一方結論を先送りした結果、適度な距離感を見つけたり、関係が修復したりして、「あの時急いで決めなくて良かった」とおっしゃる方もいます。



ライトブルーの背景に警告サインとハウスオブジェクト
takasuu/gettyimages

【ずっと同じ……なわけがない】



 個人的に、「夫婦って家みたいだな」と考えることがあります。問題が起きたら、大なり小なり、修理やリフォームをする。骨格だけ残して、全体を作り直す時もあります。時間が経過すれば、“建てた時と全く同じで何も変わらない”は、あり得ない。変化やトラブルがありつつも、情や慣れの良さが優先したり、何かをあきらめたり……。お互いが、「今」の相手と自分の状況を把握し、それにどう向き合うか・どう過ごすか、なのでしょう。



彼らの新しいアパートで内壁を描く若いカップル
gpointstudio/gettyimages

【思い込みやこだわりが自分を苦しめる】



 “夫婦は仲良くなくてはいけない・助け合うのが当たり前”というような、思い込みやこだわりが、自分自身を苦しめることがあります。『夫婦には様々な時期や形・距離感がある。正解も不正解もなく、人それぞれ』。それを知ることができたら、少しだけ楽になれるのかもしれません。我が家も、色々あっての”今”です。お互いが変化し、適度な距離感で、案外心地がいいです。この先も何かが起こるたび、お互いに考え、見直しながら前に進むのだと理解しています。








この記事を書いたのは……若松美穂
            【心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイスト】

心理学講座やカウンセリング・カラーセラピー・お茶会という名のおしゃべり会を全国各地で開催(現在はZOOM開催)。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てに一段落した今だからこそ発信できる家事・育児に役立つ情報を発信しています。

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