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20年が過ぎてやっと気づいた!夫婦がもめないコツは「共に」をやめること!?【輝く50代に向けて……暮らしとココロの整え方】

2021/09/17
  • 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>



 40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。20代の2人の娘の子育て経験と、カウンセラーとして心の勉強から学んだことを書いております。今回は、うちの夫婦で見つけた”もめる理由”についてです。

【長年夫婦をして 今頃気づいたこと】


 我が家は結婚して25年が経ちますが、20年を過ぎた辺りで気がついたことがあります。「話し合うからもめる」「口出しをする・相手のやり方を変えようとするからうまくいかない」ことに。加えて夫は私に、「どうしたい?どうする?」と聞いては来るけれど、実際は彼の中ですでに決まっていることが多いということも。今さら……ですが、この先の時間を考えれば知ることができて良かったのかもしれません。以下はあくまでも我が家の場合です。


【相手の領域には口を出さない】



 どういうことかと申しますと、私たちにはそれぞれ、自分や相手の領域(“得意分野”とも、“楽しみ”ともいえる……)があります。それをお互いに犯さない→つまり任せることで、もめごとは本当に少なくなりました。夫の得意分野は休日の料理と外出・映画・外食・車関連です。私は旅行(下準備含め)・掃除・片付け・平日の食事・子どものこと・家計かな。



反対方向に向かって移動する木製の立方体の対比の矢印アイコン。競争、多様性、反対または対立の概念。
cagkansayin/gettyimages

【共に考える・話し合うからもめる】



 「共に……をやめる」と言っても、一緒にしないというのではなく、同じ時間を過ごしたとしても、”共に考える・話し合う”時間を減らすのです。つまり口出しをしないようにします。例えば休日、夫が食事を作ると言ったら、一緒に買い物へ行っても、決めるのは全て夫。一応「どう?」と訊かれたりもしますが、返事は『いいね』。旅行日程は私がほぼほぼ決め、その都度「YES/NO」をもらいます。あっ、でも、食事は外食の領域なので、夫が決めます。


【お互いの意思は伝えても 必要以上は】

 
 
 それでは相手の言いなり?と思うかもしれませんが、そうではありません。お互い「できる・できない」「したい・したくない」「苦手」と簡単な理由は伝えたとしても、「相手を責める”なぜ”」や「こうすれば?」「このやり方で」の会話を減らすだけです。ここがもめる理由だから。そして、して欲しいことがあれば「お願い」をします。それでも「無理」であれば、あきらめて自分でする、他を頼るようにします。

【言いたくない・理解ができない理由もある】



 相手がすることは相手のやり方で、私がすることは私のやり方でOKです。
時々、以前のクセが出て、お互いに意見をしよう・考えを合わせようとしてしまうことがあります。そんな時には、「ここは任せて欲しい」「気にしないで」「今回はやめよう」と結論だけを伝えます。相手には相手の、私には私の、理解できない・言いたくないかもしれない理由があるのですから、そこは話し合いではかみ合わないということも、お互い長年の経験からわかってきたのかもしれません。



白い空白のスペースセンターとカラフルな虹のジグソーパズルピースフレームの背景
MrArtHit/gettyimages



この記事を書いたのは……若松美穂
            心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイスト

現在、心理学講座やお話聴きます【個人カウンセリング】・カラーセラピー・お茶会という名のおしゃべり会を、対面・ZOOMで開催。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てに一段落した今だからこそ発信できる人間関係全般・家計に関する情報を発信しております。

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