9月は防災について考えよう。家庭防災員は水の準備もちゃんと考えます。その3、飲み水編

2020/09/12
  • ハンドメイドとビールをこよなく愛する専業主婦。認知症・防災の資格を持つ元PTA会長。もっと見る>>

こんにちは!
サンキュ!STYLEライター、mimikoです。
またの名を防災アドバイザー。
家庭防災員として様々な訓練を受けてきた経験をもとに、今回は"水"のことについてお話しします。

水は1人6リットル必要⁈これは大変だ

政府の発表では飲み水は、1人6Lは用意してください、と言われます。これは4人家庭で24L、2Lペットボトル12本分になります。

わが家は玄関に2L×人数分(夫単身赴任中)置いてあります。その他冷蔵庫に500mlペットボトルがつねに5本、普段のガブガブ飲むための水(アルコール消毒して使います)と浄水器が備蓄されています。これで必要量の半分を確保している計算になります。

残りの半分は水ではなく、煮出しほうじ茶とジャスミン茶・炭酸水を備蓄しています。これらは普段飲んでいるものなので、合計10L以下になると買い足しています。
ちなみに以前は麦茶を煮出していたのですが、病院で食事中にほうじ茶が提供されるのはそれで薬を飲む事が出来るから、と聞いてほうじ茶に替えました。

注意すべきは、飲み物は全てノンアルコールにすることです。ビールやカクテルなどのアルコールは利尿作用があり体から水分を放出してしまうため、非常時には絶対NGです!当たり前のように聞こえますが、災害時に冷蔵庫にあるビールを水がわりに飲む、という方が結構いるのも事実なのです。脱水にならないようアルコールはNG、覚えておいてください。

容器を準備するのも水確保には大切!

万が一大地震で水道管が破裂したとしても、家の水はすぐには止まりません。飲み水確保のため、揺れが落ち着いたらすぐにタンクに水を貯めることをお勧めします。水道水は最低でみちま3〜4日はもちます。飲み水や料理に使うのに十分使えます。
またトイレの水が止まる事も考え、お風呂に水を貯める事も重要になります。

バケツは外に置き、雨水を貯めるために使います。わが家では普通のバケツと折りたたみの2つ用意しています。また衣装ケースも雨水を貯めるのに使えます。
これらはトイレの水に使います。トイレを流すには、思っているよりずっと大量の水が必要なのです。飲み水を使わないように、雨水をしっかり貯めることを忘れずに!

トイレは流さない!飲み水の確保が先!!

災害にあってしまったら、まずトイレは流さない!これは鉄則です。何度も言いますが、鉄則です!理由の1つは、きれいな水をトイレの水に使うのは本当にもったいないから。災害時には水道の水がいつ止まるかわからないので、まずはタンクを満タンにし、お風呂に水をはり、空きペットボトルがあれば水をいれ、その後で水が流れるようならトイレに使うようにしましょう。

さらにもう一つ、どこかで水道管が破裂した場合、途中で水量が減りトイレットペーパーがうまく流れず詰まる原因になります。たとえ自分の家は大丈夫でも、他人に迷惑をかけることになります。水が流れたとしても、トイレットペーパーは流さないように気をつけてください。
簡易トイレの準備とか、ダンボールトイレを作る、というのは何も自宅のトイレの水が流れないから、という事でもないのです。災害時はこういうところにも注意しなければなりません。

【まとめ】

水の確保は食料以上に重要なことです。また保存することも大切ですが、確保するという事もしっかり考えておいてください。
タンクやバケツ、2Lペットボトルと500mlペットボトル、お茶と炭酸水…etc
参考になりましたか?まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、機会を見て記事をアップしたいと思います。

記事を書いたのは・・・mimiko
ハンドメイド・パン大好き。夢はアボカド農園。カメラマンに憧れるも外出嫌い。陽気な引きこもり主婦!好きな物を好きなだけ紹介しつつ、親の認知症問題など幅広く記事をupしてきます。
次回もお楽しみに〜!

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