壁1枚あればいい!狭くてもできる身支度スペースの作り方
年子姉妹と賃貸暮らしの転勤族、整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの山田なみです。「普通の家で普通の暮らし、誰でもできる収納のこと」をテーマにお伝えしています。
気がつけば新年度ももう目の前。進学・進級に合わせて「子どもにそろそろ一人で準備してもらいたい」という方もいると思います。
子どものためには、SNSで見かけるような使いやすい身支度スペースを作ってあげたいところ。でも家にはそんな場所がない…とお悩みの方もいるのでは?今回は狭い賃貸暮らしの我が家の、壁1枚あれば出来る身支度スペースをご紹介します。
大切なのは、何を準備すればいいのかが明確なこと
ずばり我が家の身支度スペースは、壁に掛けられたこの「やることボード」1枚です。お支度ボードや身支度ボードとも言われていますね。年少と年長の子ども達は、このマグネットをチェックしながら毎日それぞれ準備しています。
そもそもよく見る棚などで作られた身支度スペースは、一角にやるべき事を集約させることで、何も考えずに用意が出来るよう仕組み化したものなのだと思います。棚の上から順に、洋服を着てハンカチを入れて靴下を履いて…
もちろんあちこち動く必要がないほど用意は楽だと思いますが、何をすればいいか分かれば、そんなに広くない家の中、動いて用意することは出来るのではないでしょうか。
意外と多い朝のやること
やることボードを用意してみると、実は朝の準備って意外と多いなと感じます。我が家の場合はこんな感じ。
①朝食
②歯磨き
③トイレ
④鞄の用意(マスク、ハンカチ、水筒)
⑤着替え
⑥体温測定
⑦パジャマの片づけ
⑧課外の用意
⑨図書の日の本の用意
毎日のことではありますが、これを全部覚えてやるには子どもには少し難しいかなと思います。それに親にとっても準備の進捗が把握しやすく、また、やる事が増えても気軽に追加できる点も便利です。朝と同様、帰宅してからのやることもボードにしています。
運用上の注意点
そんな便利なやることボードですが、幾つか注意していることも。
子どもの手の届く高さに収納する
実際に準備するものは散在しているものの、当然子どもの手の届く場所に収納しています。毎朝親が用意しなければならない水筒も掛ける場所を決めており、子ども達は迷わず準備できます。
やることは具体的に書く
例えば鞄の用意ならば、実際に何を入れるかを明記しています。着替えだけだといつも靴下を履き忘れる次女には、靴下のタスクも別に切り出しています。
ボードを通したコミュニケーションをする
せっかく作ったボードも使われなければ意味がありません。用意が進まない時はボードを見るよう声掛けしたり、一緒にマグネットをひっくり返しながら確認しています。結局親に聞けばいいという考えにならないよう、ボードを見るのが当然の空気を作っています。
さいごに
いかがでしたか?出来ればこんなボードに頼らず、自分で考えて準備が出来る様になってもらいたいものですが…大人だって慣れない仕事はチェックリストを作りますよね。それに段々自分で順番を決めたり、最後に確認するだけになったりと成長はあるようです。お支度スペースでお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。