甘くて濃厚~!バターナッツかぼちゃを丸ごとたのしむレシピ2選
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
ひょうたん型のかわいらしい形が目をひく「バターナッツ」というかぼちゃを食べたことはありますか?
名前からしておいしそうな雰囲気を漂わせるバターナッツを、見た目も活かして丸ごとたのしめるレシピでご紹介します。
バターナッツかぼちゃの特徴は?
バターナッツの特徴は、なんといってもこのコロンとした見た目。ゴツゴツした濃い緑色の皮の西洋かぼちゃとは形も色も全然ちがいますよね。
南アメリカ原産のかぼちゃで、アメリカでは一般的に食べられているんですよ。日本ではまだ見慣れないかもしれませんが、その甘さと濃厚さで少しずつ人気が高まっています。
皮がとてもうすく、あまり力をかけずにきることができます。
生でも食べられるかぼちゃですが、甘みを存分にたのしむには加熱調理がおすすめ。水分が多いので、煮物にはあまり向かず、レシピサイトではスープのレシピが多く紹介されています。
カットして販売されないため量が多かったり、そもそも使い方が分からなかったりと料理に使う機会がなかったかたも多いと思います。
そこで、今回はバターナッツの甘さと濃厚さを味わえるグラタンとプリンのつくりかたをご紹介します。ひょうたん型の形を活かして器に仕立るので見た目もたのしく、これからのパーティーシーズンにもおすすめです。
バターナッツの下処理
(1) 縦半分にカットしたら種とワタをスプーンでくりぬき、ラップでくるんでレンジで600W×5分加熱する。
(2) 粗熱がとれたらラップをはずし、スプーンで実をくりぬく。
(3) 5mmくらい厚みをのこしてくりぬき、器にする。
とろ~り!バターナッツのグラタン
材料
・バターナッツ 1/2個
・たまねぎ 1個
・ツナ缶 1個
・バター 5g
・小麦粉 大さじ1
・牛乳 100ml
・ピザ用チーズ 20g
・塩こしょう 適量
つくりかた
(1) フライパンにバターを熱しスライスしたたまねぎを炒めかるく火が通ったら、くりぬいたバターナッツ、液切りしたツナ缶を加えて炒め合わせる。
(2) 小麦粉を加えて全体に混ぜ合わせたら、牛乳を加えとろみがつくまで弱火で煮込み、塩こしょうで味をととのえる。
(3) バターナッツの器に入れ、チーズをかけてトースターで焼き色がつくまで焼く。このときアルミホイルをかるく丸めて枕にすると、水平になり安定します。
ココットバージョン
入りきらない分はココットに入れて焼きます。
バターナッツを器にしなくても、耐熱皿を使って小分けのグラタンにすることもできます。
濃厚!バターナッツのプリン
材料
・バターナッツ 1/2個
・卵 1個
・砂糖 大さじ2
・牛乳 100ml
つくりかた
(1) 材料をすべてミキサーに入れなめらかになるまで撹拌したら、バターナッツの器に流しいれる。このときアルミホイルをかるく丸めてから器をうえに乗せると安定します。
(2) お皿に1~2cm水を入れ、160℃に予熱したオーブンで75分加熱する。仕上げにお好みでカラメルソースをかけてもおいしいです。
グラスバージョン
入りきらない分は耐熱ガラス容器にいれてフライパンで蒸します。
フライパン(鍋でもOK)に2cmほど水を入れ、キッチンペーパーを敷いたらアルミホイルをかぶせたプリン容器をのせます。ふたをして15分弱火で加熱し、火を止めて10分放置します。
バターナッツを器にしなくても、耐熱皿を使って小分けのプリンにすることもできます。
甘くて濃厚なバターナッツを味わおう
最近ではスーパーでも見かけるようになったバターナッツ。見た目はかわいいけれど、どうやって食べたらよいのか分からず手を出せていなかったかたもいるかもしれませんね。
西洋かぼちゃとは少しちがう甘さと濃厚さが味わえるバターナッツをつかって、これからのパーティーシーズンにもおすすめのグラタンとプリンをつくってみてくださいね。
※電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
野菜・果物をおいしく食べて、キレイに健康に!
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などの勤務を経て、現在は2歳の男の子の育児をしながら、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。