【野菜のプロの目利き】ブロッコリーは紫がかっているものを選ぶべし!
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
野菜を買うときは、鮮度の良いものやおいしいものを選びたいですよね。色がきれいか、傷がないか、形が整っているかなど、野菜ごとに目利きポイントは異なります。
今回は、おいしいブロッコリーの選び方をご紹介します。
紫がかっているものを選ぶべし
緑黄色野菜のエース格であるブロッコリー。晩秋から旬をむかえ初夏まで長く収穫され、旬のピークは冬です。
冬場のブロッコリーは、寒さにあたるとアントシアニンが生成されるため、房が紫がかることがあります。葉に覆われず冷気が直接あたる頭頂部に発生することが多いです。
見た目がくすんでしまっているので避けてしまうかもしれませんが、じつは寒さにあたって甘みが増しているサイン。ブロッコリー自身が糖分を高め、寒さから身を守ろうとするためです。
加熱すると緑色になる
紫がかっているほうが甘みが強いことがわかっても、やはり見た目が気になるというかたもいるでしょう。
アントシアニンは加熱すると緑色になる性質があるので、加熱してしまえばどこが紫だったか全く気にならなくなりますよ。
その他の目利きポイント
おいしいブロッコリーを選ぶときには、色以外にも次のポイントチェックするとよいでしょう。
・緑色が濃くツヤのあるもの
・こんもりしているもの
・茎の切り口が新鮮でスが入っていないもの
おいしいブロッコリーを見分けよう
スーパーに大量に並ぶブロッコリーは、紫がかっているものを見かける機会は少ないかもしれません。見た目が理由で売れ残ってしまうことがあり、仕入れの際によけられてしまうことも。
なかなか出会えないときには、スーパーの産直コーナーや、地域の直売所などをのぞいてみると見つかるかもしれないですよ。
野菜が出す「おいしいのサイン」を見分けて、冬のブロッコリーを楽しみましょう。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
野菜・果物をおいしく食べて、キレイに健康に!
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などの勤務を経て、現在は2歳の男の子の育児をしながら、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。