【管理栄養士が解説】トマトの注目成分「エスクレオサイドA」ってなに?
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
トマトに含まれる「エスクレオサイドA」という成分を聞いたことはありますか?
テレビで紹介されたこともあり、気になっているかたも多いかもしれませんね。
今回は、この成分がどのようなものか、食べかたのポイントもあわせて解説します。
新機能成分「エスクレオサイドA」とは?
トマトの有効成分というと「リコピン」を思い浮かべるかたが多いかと思います。
エスクレオサイドAは、2003年に発見された成分。そのため、まだ聞き慣れないかもしれませんね。
エスクレオサイドAは、天然の界面活性剤といわれるサポニンの一種。
コレステロールの吸収を抑制し、血管に脂肪をつきにくくする働きがあります。つまり、血管の老化を防ぎ、若々しく保つことができるのです。
血管に脂肪がつき血流が悪くなることによっても引き起こされる、動脈硬化への効果も期待されています。
生のミニトマト3個分が食べる量の目安
エスクレオサイドAは、大玉トマト・ミニトマトのどちらにも含まれます。
1日の食べる量の目安としては、ミニトマト3個分。
そんなに大量に食べなくてよいのも、うれしいですよね。
また熱に弱い性質があるので、生で食べるのがおすすめです。
加熱料理に使うときは、仕上げにさっと火を通すくらいにしましょう。
毎日の習慣で血管美人をめざそう
若々しい血管を維持するためには、毎日継続して食べることが大切です。
1日3個のミニトマトなら続けられそうな気がしませんか?
これからトマトが旬を迎え価格が手頃になる季節。ぜひ習慣化して血管美人をめざしましょう。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
野菜・果物をおいしく食べて、キレイに健康に!
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などの勤務を経て、現在は2歳の男の子の育児をしながら、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。