野菜のプロがドハマり中!不思議な見た目の「四角豆」その食べかたは?
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
「四角豆」という野菜をご存知ですか?
テレビドラマで登場したこともあり、気になっているかたもいるかもしれませんね。
まだあまり知られていませんが、いちど食べたらやみつきになる「四角豆」についてご紹介していきます。
本州では「四角豆」、沖縄では「ウリズン」
四角豆(シカクマメ)は、マメ科の植物でヒダが4つついていることが特徴。断面が四角い形をしていることから、その名がついています。
ヒダが羽を広げているように見えるため、英語では“Winged bean(翼豆)”と表現します。
沖縄では「ウリズン」として親しまれているので、こちらの名前を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
沖縄の旬は9月頃までですが、本州では秋に旬を迎えます。
コリコリ食感とほんのり苦味
サヤごと食べるので、さやえんどうやいんげんのような感覚で調理していきます。
サラダやおひたしにするときは下茹でしますが、揚げものや炒めものにはそのまま使ってOK。
コリコリとした食感と、ほんのり感じる苦味がやみつきの味。ヒダのおかげで調味料の味なじみが良く、どんな料理にも合わせやすいのも気に入っています。
熱帯アジア原産の野菜ということもあり、インド料理やタイ料理などでもよく使われる食材です。
おすすめの食べかた
四角豆は、天ぷらがもっともポピュラーな食べかた。
塩をつけて食べると、おつまみにもぴったりです。
今回は定番の天ぷら以外でおすすめの食べかたを2つご紹介します。
豆づくしなビーンズサラダ
四角豆とミックスビーンズを合わせた、豆づくしのサラダ。コーンやたまねぎも加えて、彩りと食感をプラスします。四角豆は下茹でしたものを使いましょう。
味付けは、オリーブオイルをベースにビネガーとはちみつ・塩こしょうのシンプルなもの。
つくってすぐよりも、少し馴染ませるとおいしいので、つくりおきにもおすすめです。
野菜たっぷりキーマカレー
ダイスカットにした、四角豆・なす・ピーマン・たまねぎと鶏ひき肉でキーマカレーに。秋においしくなる四角豆となすに、ピーマンとたまねぎが加わり野菜たっぷりの仕上がりに。
ひき肉は豚や合いびきでもOKです。
煮込み時間のないキーマカレーは、野菜の食感や色が悪くならないですし、忙しい時のスピードメニューになるのもうれしいポイント。
やみつきになる「四角豆」食べてみよう
スーパーで見かけることはまだ少ないですが、産直コーナーや直売所で並んでいることもある四角豆。
見た目が特徴的で食べ方がわからないと手に取りにくいですが、いちど食べたらきっとハマることでしょう。
天ぷら、サラダ、カレー、どの料理から試してみたいですか?
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
野菜・果物をおいしく食べて、キレイに健康に!
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などの勤務を経て、現在は2歳の男の子の育児をしながら、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。