捨ててしまいがちな野菜のあの部分で!心も身体もあたたまる豚汁
こんにちは。野菜ソムリエプロの小島香住です。
朝晩はだいぶ涼しくなり、秋の気配を感じられるようになってきましたね。
涼しくなってくるとほしくなるのがあたたかい汁物。
今回は捨ててしまいがちな野菜のあの部分を活用して、心も身体もほっこりあたたまる豚汁をご紹介します。
使うのは野菜の「皮」
具沢山でお肉も野菜もまとめてとれる豚汁。忙しい時や食欲のない時には1品でバランスも整うので、とても優秀でうれしいメニュー。
さらに今回は、捨ててしまいがちな野菜の「皮」の部分を活用します。
みなさんは、人参や大根は皮をむいていますか?
基本的にはむかずに食べられるものですが、料理によっては味染みをよくしたり、見た目を鮮やかに仕上げたりするために、むく場合もありますね。
そのむいた皮、そのまま捨ててしまうという方も多いのでは??
でもそれ、ものすごーくもったいないです!
むいた皮は切る手間も減り、火通りも良い時短アイテム!
人参や大根のむいた皮は、このような感じでポリ袋に一時的にまとめておきます。1回で溜まることもあれば、2回分くらいまとめることもあります。
ヘタのまわりの部分も包丁で切り落とし、一緒に袋の中へ。
ピーラーでむいてももちろんOKですが、おすすめは包丁でそぎ落とす方法。豚汁に使う前提で、ちょっと厚めにむいておくのがポイントです。
幅や厚みはバラバラですが、これもご愛嬌!煮込んだ時に食感や具材感が楽しめるので、よしとしています。
乾燥しやすく、変色してきてしまうので、2〜3日以内には使うようにしてください。
心も身体もあたたまる豚汁
【材料】(4人分)
・人参の皮 1本分
・大根の皮 1/3本分
・ごぼう 1本
・豚こま肉 120g
・だし汁 400ml
・油 大さじ1
・みそ 大さじ2
・青ねぎ 少量
【つくり方】
(1) ごぼうはたわしなどで表面をよく洗い、斜め切りにする。
(2) 鍋に油を熱し、野菜と豚肉を炒める。
(3) 豚肉の色が変わったら、だし汁を加え弱めの中火で10分程煮込む。
(4) 火を止めてみそを溶かす。
(5) 器に盛り、刻んだ青ねぎをのせる。
〇POINT〇
・野菜の他にも里芋やお揚げなど、冷蔵庫にあるものを加えても
・ごぼうも土をよく洗い落として皮はむかず、ロスなく使う
・お好みで七味をパラりと
食品ロスをなくすために
なんとなく捨ててしまっている野菜の皮も、このように立派な料理へと大変身!
小さな積み重ねかもしれませんが、少しの工夫が食品ロスをへらすことにつながります。
今回は取り組みやすい人参と大根をご紹介しましたが、他にも気をつけてみると色々なところに「これ、使えるんじゃないかな?」が見つかりますよ。
おいしく無駄なく食べて、食品ロスゼロを目指していきたいですね。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。1歳0ヵ月児の子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。