【野菜ソムリエが解説】レタスの切り口はなぜ赤くなる?防ぐポイントは〇〇を使わないこと!
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
シャキっとした食感で、サラダに限らず色々な料理に合わせやすい定番野菜の「レタス」。結球している玉レタスから、非結球のサニーレタスやブーケレタスまで品種もさまざま。焼き肉定番“サンチュ”もレタスの仲間です。
レタスの切り口が赤く変色してしまったことは、多くの方が1度は経験したことがあるのではないでしょうか。
何気なく使ってしまっているある物が、変色の原因となってしまっているのです。
今回はその原因と対策について解説します。
赤い変色の原因は??
金属製の包丁
レタスの切り口が赤く変色してしまうのは、包丁が原因なのです。包丁の金属がレタスのポリフェノールと反応して、酸化反応が起こり変色します。
包丁の素材によっても反応の速度が変わります。最も変色しやすいのが、鉄(鋼)製のもの。一般的にはステンレスの包丁を使っている方が多いかと思いますが、ステンレスでも変色は起こります。他にもセラミックなどでも酸化を完全に防ぐことはできませんが、変色してしまうスピードは少し遅くなります。
変色したものも食べても問題はありませんが、見た目が悪くなってしまうので、防ぎたいですよね。
どうやって防ぐ??
包丁は使わずに手でちぎる!
包丁の金属が反応してしまうので、まずは包丁を使わないことがいちばんの対策。包丁の素材にも気をつけましょう。
手でちぎった場合、包丁を使った時と比較すると目に見えて変色を抑えることができます。
他にもいいことが
レタスを手でちぎると、変色を抑える以外にもいいことがあるのです。
包丁で切ると、レタスの細胞が押しつぶされて苦味が出てしまうことも防ぐことができます。
他にも手でちぎったものは、切り口がギザギザになるので、ドレッシングなどの絡みもよくなり調味料の量も少なく済ませることができますよ。
ドレッシングのカロリーや塩分が気になるという方も多いと思いますので、些細なことですが意識してみることをおすすめします。
包丁とまな板を使わないので、洗いものが減るのもうれしいですよね。
レタスをおいしく食べよう
我が家ではこの方法で、買ってきたレタスをすぐに食べやすいサイズにして大きなタッパーに保管しています。そうすることで、毎回洗って準備する手間もなくなるので、朝食のサラダやお肉料理の付け合わせなどに、パッと使うことができてとても便利です。
ちぎったレタスは3~4日以内で食べきるようにしましょう。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。男の子(1歳)のママ。子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。