【野菜ソムリエが解説】驚きの真実!いちごの赤い部分は果実ではなかった!
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
さわやかな甘みとやさしい香りで多くの人に好かれる「いちご」。最近は、新しい品種やブランドのいちごも出てきていて、選ぶ楽しみも増えましたね。
そんな人気フルーツのいちご、食べている部分(果肉)はほとんどの方が果実だと思っているのではないでしょうか?甘酸っぱくておいしいあの部分は、実は果実ではないのです!
今回は、その驚きの真実を解説します。
食べているのは果実ではなく〇〇
いちごがどのように育っているかは、いちご狩りに行ったことのある方は見たことがありますよね。花が咲いて、実がなって、赤く熟す。そう、その流れに間違いはありません。
では、実ではないとはどういうことなのでしょうか。
実は、食べている部分は「花托(かたく)」という花の付け根の部分。この花托が大きく肥大したものなのです。
果実はどれ?
では、果実はどれなのでしょう?
正解は、表面の粒ひとつひとつ。ごまのような形の粒々したものが、いちごの実なのです。
このように果実ではない部分が、果実のような見た目をしているものは「偽果」と呼ばれます。
粒々は種じゃない??
粒が果実だということは、種は一体どれなのでしょう?
種は、この粒ひとつひとつの中に入っているのです。ですから、いちごの種まきはこの粒そのものを土にまいていきます。
家庭菜園でいちごを苗から栽培されている方もいるかと思いますが、あの小さな粒の中の種から芽が出て苗になり、ホームセンターなどで販売されているのです。
いちごの粒にも注目を
いちごは、12月~翌9月まで長い期間楽しむことができるフルーツ。いちご狩りではさまざまな品種を味わうことができるので、家族でのレジャーにも人気ですよね。
今度いちごを食べる時には、ぜひ粒の果実にも注目してみてくださいね!
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。男の子(1歳)のママ。子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。