【野菜ソムリエが解説】苦味の少ないピーマンを選ぶには〇〇を見て!
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
βカロテンやビタミンCが豊富な「ピーマン」。栄養豊富な野菜ですが、特有の苦味があるため子どもを中心に苦手な野菜の代表格でもありますよね。
実はピーマンのある部分を見れば、苦味の強さが分かるのです。
今回は、このピーマンの見分け方について解説します。
ピーマンの「ヘタ」の形にご注目!
ヘタの形はどれも同じように見えますが、よく見ると5角形と6角形のものがあることはお気づきでしょうか?
形によって苦味に差がでる?
ヘタの形は花びらの数と関係があります。
花びらが5枚なら5角形、6枚なら6角形になります。花びらの枚数が多いほど養分をしっかりと取り込むことができて、甘味が強くなるのです。
熟したピーマンはもっと甘味が増す
ピーマンは熟す前の緑色の状態で収穫しています。熟すと黄色や赤になり、黄ピーマンや赤ピーマンとして流通しています。
緑色のピーマンは未熟なものですので、最も苦味が強く、熟すほどに苦味は減り甘みが増していきます。ピーマンが苦手な方は、黄や赤の熟したピーマンを取り入れてみるのもおすすめです。
ピーマンとパプリカのちがいは?
パプリカはピーマンの大型種です。肉厚で種も少ないので、生食にも向いています。パプリカはほとんどが熟してから収穫されるため、緑のパプリカはあまり見かける機会はないのですが、ヨーロッパでは一般的に食べられているのですよ。
ヘタの形にも注目を
ピーマンは袋入りで販売されることが多いので、ひとつひとつをチェックするのはむずかしいかもしれませんが、お店で選ぶ時には、ぜひヘタの形にも注目してみてくださいね。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。男の子(1歳)のママ。子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。