べちゃっとしない!ホクホクかぼちゃの煮物の作り方

2020/10/27
  • おいしい食卓研究家、栄養士。普段の献立に役立つ作り置きや、ひと手間でおいしくなる技などを紹介します。もっと見る>>

こんにちは!おいしい食卓研究家の藤本マキです。

ハロウィンのある10月は、かぼちゃを購入する機会も増えますよね。
かぼちゃ料理の定番と言えば、かぼちゃの煮物。シンプルな料理だけど、べちゃっと水っぽくなってしまってイマイチおいしく出来ない・・ということってありませんか?
そんな方は必見!かぼちゃの煮物がホクホク仕上がる方法をご紹介します。

材料(直径18〜20cmの鍋で作りやすい分量)

・かぼちゃ 正味400g(約1/4個)
・きび砂糖 大さじ2
・醤油、酒 各大さじ1
・水 100ml

かぼちゃの分量は、鍋に重ならずに入る分量が望ましいです。
今回、かぼちゃは490gのものを購入しました。種と汚れのある皮部分を取り除くと、正味 420gになりました。

作り方

【1】かぼちゃを切る

かぼちゃは買ってきた状態のまま(ラップに包まれた状態のまま)耐熱皿に置き、600Wのレンジで、途中向きを変えながら2分加熱する。

◆ポイント1
レンジにかける目的は、切りやすくするためです。
皮を下にして40秒、側面を下にして40秒、もう片方の側面を下にして40秒と、向きを3方向に変えてレンジにかけると、偏りが少なく加熱できます。

ラップと種を取り除き、4x5cm程度の大きさに切り分ける。切り分けた後でところどころ皮を落とす。

【2】かぼちゃを鍋に入れて、火にかける準備をする

鍋にかぼちゃを入れ、きび砂糖を全体にかかるようにふりかける。
鍋を揺すって砂糖をかぼちゃになじませたら、皮の面を全て下に向け、重ならないように並べる。

きび砂糖をまぶす前
きび砂糖をまぶし、しっかりなじませた後

◆ポイント2
*砂糖が鍋の底にたまってしまったら、木べら等で混ぜて出来るだけかぼちゃになじませてください。砂糖のつぶがほとんどなくなるのがベスト。

*少ない煮汁で煮るので、かぼちゃは重ならないよう並べ入れてください。また、皮を下にすることで、煮崩れを防ぎます。


醤油、酒、水を加え、アルミホイルで落とし蓋をし、鍋の蓋をする。

ひたひたに注がなくて良いの?と、ちょっと不安に思うかもしれませんが、ホクホクにするにはこのくらいの水分で十分です♪

落とし蓋だけではもともと少ない煮汁が蒸発してしまうため、鍋の蓋もしてくださいね。

【3】煮る

鍋を強めの弱火にかける。8分煮たら一旦火を止めて、蓋と落とし蓋を取る。竹串でさして、スーッと通るくらいの柔らかさになっていることを確認する。

ちょうど良い柔らかさになっていたら、蓋をせず強めの中火に1分程かけて煮汁を飛ばします。
もしかぼちゃがまだ硬ければ、煮汁が残っているのを確認し、蓋をして中火で2分程煮てから火を止め、蓋をしたまましばらく蒸らしてみてください。

出来上がった直後はべちゃっとして見えることもありますが、冷めるまでそのまま鍋に放置しておくと、余計な水分が飛んでホクホク感が増します。

◆ポイント3
ここでのポイントは、とにかく煮汁を全て飛ばすこと!
残した煮汁につけたままにしておくと、せっかくホクホクに仕上がったかぼちゃでも、またべちゃっとなってしまいます。

かぼちゃの種類などによって、多少仕上がりは異なるかもしれませんが、ホクホクかぼちゃの煮物が作りたい!という方は、ぜひ試してみてくださいね。
 
 

本日のおまけ♪

いつの間にか趣味!?になっていた、月イチ頻度で作る「具だくさんサンド」。
定番の卵やハム、トマト等を使うより、変わった具材で作ることが多いのですが、かぼちゃの煮物も例外ではなく、和風サンドイッチに早変わり。

かぼちゃの煮物と一緒に挟んでいるのは、水菜と竹輪の白和えです。
二度おいしさを楽しめる、こんな活用の仕方もおすすめです♪
  
  

◆記事を書いたのは・・・藤本マキ
おいしい食卓研究家(料理研究家)
普段の献立に役立つ常備菜レシピや、手抜きでも美味しい料理を発信しています。

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