防災について家族で話し合うべきこと&ズボラ向け備蓄管理と収納法

2021/03/02
  • 大好きなおうちで家族と快適に過ごす方法を日々模索する整理収納アドバイザー。小学5年生と1年生の母。 もっと見る>>

整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのたけうちゆうこです。

今年の3月11日で、2011年の東日本大震災から早10年を迎えようとしています。
我が家は当時築30年ほどの木造の一戸建ての東京の自宅で震災を経験しました。家は大きく揺れ、まだ0歳だった娘を守ることに必死だったのを今でもよく覚えています。

皆さんはご自宅で被災した場合の備蓄品は用意してありますか。
わたしは自分がズボラな性格のため、ストックを大量に持つことに苦手意識がありました。そのため最近までいざという時の備蓄品を持たずに生活していました。しかし災害大国の日本。いつ何がおこるか分かりません。やはりないよりあった方が安心。
ズボラな人でも備蓄管理のしやすい方法、そして家族で防災について話し合ったことを今回はご紹介します。

1、何をどれだけ備蓄するか

一般的には家族が1週間程度生活できる分の食料を備蓄しておくのが理想と言われています。大人2人、10歳と6歳の子供2人の我が家で防災のために備蓄しているモノは以下です。

・水 2リットルペットボトル 18本
・ご飯 10食分
・おかず 10食分
・缶詰(魚や果物など)5個
・野菜ジュース 1リットルペットボトル 4本
・クラッカーやチョコレートなどのお菓子類

実際災害に遭って足りるか足りないかはわかりませんが、自分が管理しきれる量であることも踏まえて準備しました。あまりにも量が多すぎて管理ができずにダメにしてしまっては本末転倒です。
ニトリのNインボックスの一番小さいサイズのモノに入れ、カップボードの一番上に収納しています。

2、半年に一度見直す

我が家ではこちらの食品や飲み物を半年に1度見直すことにしています。
3月11日の東日本大震災、9月1日防災の日。
その時に賞味期限を確認し、次の見直し時期までに期限が切れてしまうようであれば消費します。消費した分を新たに購入するというサイクルです。

これなら年に2回の見直しで済むため、とてもシンプルで簡単。消費することで味も確認でき、いざという時に口に合わず食べられないなどということがなくなります。

3、年に2回は防災について家族で話す

半年に一度の見直しの際に、緊急時の集合場所や連絡手段などについても家族で話し合ってみるのがおすすめです。先日我が家でも災害用の伝言ダイヤル171の使い方を改めて確認しました。緊急時になると慌ててしまうことは想定されるので、落ち着いて対応できるように日頃から訓練が必要だなと感じています。

4、太陽光発電はあるけど実際はどうか

我が家はオール電化住宅。太陽光発電のソーラーパネルがあり、災害で電気が使えなくなっても晴れた日の昼間は発電した分を使うことができます。その為、災害用のカセットコンロやガスボンベも持っていませんでした。
しかし、もし電気が使えない状況になった時に太陽光発電がうまくできない可能性も考え、今回カセットコンロとガスボンベの購入をしました。

5、これから災害に向けて学びたい事

ポリクックという調理法をご存じでしょうか。食材を熱に強いポリ袋に入れて湯煎して調理する方法です。わたしは名前は聞いたことはありましたが実際にやったことはまだありません。
洗い物が減り、節水になります。またポリ袋ごと渡せば配膳の負担も少なく衛生的。災害時だけでなく普段の食生活にも取り入れられそうな調理方法です。
クックパッドでも検索できるので気軽に試してみたいなと考えています。

最後に

災害はいつどこで起こるか予想ができません。しかし、どんな状況でも備えがあると安心できることは間違いありません。
東日本大震災から10年、これを機にぜひ家族でいざという時の備えや連絡手段について話してみてはいかがでしょうか。

◆この記事を書いたのは…たけうちゆうこ
整理収納アドバイザーで小4娘と年長息子の母。
ズボラでめんどくさがりでも、大好きなおうちで大好きな家族と快適にここちよく暮らせる方法を模索中。

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