環境とお財布に優しい防災準備!モノを最後まで使い尽くす

2020/11/22
  • 整理収納アドバイザー&防災士。「始めやすく続けやすい」をテーマに生活関連情報を発信。 もっと見る>>

こんにちは。防災士サンキュStyleライターみぞてんです。

「防災備蓄を充実させましょう。」

こう呼びかけた時、災害専用品を準備することに抵抗感を示す方がとても多いです。

使う時期がはっきりせず、そもそも使うか分からないものに費用をかけるには強い動機が欲しくなりますね。

皆さんのご意見をうかがうと、やはりこの点が防災備蓄を始めるにあたっての大きなハードルだなと感じます。

ハードルを下げるために

だったら防災備蓄を諦めるかと言うと、近年の災害発生率を見るとそうもいきませんね。

そこで、そのハードルを下げるためにオススメしたいのが、手放す予定のモノを防災グッズに転用すること。

例えば、赤ちゃんの沐浴用ガーゼは拭き取り化粧水で湿らせればボディシートの代用に。スポーツチームで使っていたジャグは台風前に水を確保する容器にするなど。

本来の所有の目的を終えたモノでも防災グッズとして活用できる場合があります。

実例

わが家で最近、防災グッズに転用したのは鍋。

私は料理好きで、愛着がある調理器具が多いです。ライフラインが止まり手入れできそうにない被災時、それらを使うには抵抗がありますが、古いモノなら気兼ねはいりません。

そこで決定的に壊れる直前。今まで使っていた鍋が「塗装が剥げそうだけど、まだ使えそう」という段階で敢えて買い替えをしました。

注意点

ただし「防災グッズとして使える」はモノを手放さないための魔法の言葉ではありません。
収納しきれないモノが溢れている状態は、災害時に大きな危険要因となります。

「収納場所を確保してから残す判断をする」ことが必須だと覚えておいてください。

実際、平均面積のマンションながら確保している防災備蓄庫に入りきると確認した上で、私は「残す」判断をしました。

さいごに

買い替え時に古いモノを防災グッズに転用するアイデアいかがでしょうか?

ゴミも費用も抑えられるから環境にもお財布にも優しい上に、被災時には慣れた道具を使える安心感も得られます。

年末年始はセールや大掃除など、モノと向き合う機会が増える時期。良かったら、手放す前に「防災グッズに転用できないか」考えてみてください。

◆この記事を書いたのは…みぞてん
小学生男子ママ。ママ目線の防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。

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