夜間の地震も想定しよう!寝室の防災対策

2021/10/11
  • 整理収納アドバイザー&防災士。「始めやすく続けやすい」をテーマに生活関連情報を発信。 もっと見る>>

こんにちは。整理収納アドバイザー兼防災士でサンキュ!STYLEライターのみぞてんです。

10月初旬に首都圏で発生した大きな地震。夜間でしたから、すでに床についていた方もいらしたでしょう。実際、眠りが深く震度5でも目が覚めず、翌朝ゾッとしたという話を耳にしました。

そこで今回は、全ての方にお勧めしたい「寝室の備え」についてお話しします。

夜間の地震で不安な事

まず睡眠時の家具転倒や照明落下によって、ケガや命の危険が想定できます。

また就寝時に閉めた戸枠が歪み、部屋に閉じ込められる可能性も考えておきたいところです。

では、これらに対処するためどのような対策が考えられるでしょうか。

家具や照明

基本的には寝室に背の高い家具を置かないことが理想ではあります。ですが日常生活も大切ですから、置かざるをえないこともありますよね。

その場合は低い家具を選び、就寝位置を考慮して配置に工夫なさってください。その上で家具の固定が必須となります。

照明はペンダントタイプではなく、軽量で割れない素材の傘で電球が覆われているタイプが望ましいでしょう。

閉じ込め対策

また戸の歪みによって、寝室に閉じ込められる可能性も想定し、数日間乗り切るための備えをお勧めしております。

必須アイテムは、水・食料・非常用トイレとトイレットペーパー・ライト。モバイルバッテリーとホイッスルまたは防犯ブザーなど外に自分の存在を伝えるアイテムもあるといいでしょう。

保管に蓋付きボックスを使う事で、日常生活の邪魔になりにくいだけでなく、いざという時には凝固剤・ゴミ袋と組み合わせて簡易トイレとしての用途も期待できます。

なお、これらの備えの固定も重要です。ボックスはシートタイプの滑り止めを敷く。ライトはコンセント差し込み式を選べば簡単に固定できます。

まとめ

この他に、個室の戸はできるだけ開けておくことや、避難経路シミュレーションと整頓も立派な防災対策です。

ご紹介した部屋への閉じ込め対策グッズは、そのまま在宅避難時にも使うことができます。その上、少ないアイテムで備え始められるので、防災対策の第一歩として全ての方に勧めたい備えの一つです。

◆この記事を書いたのは…みぞてん
子育て経験と専門知識を基とし、子育て家庭に寄り添った防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。特技は料理。

計算中

関連するキーワード