薬膳コーディネーターが教える!秋に整えるべき『臓器』とは?
みなさん、こんにちは。STYLEライターのJUMIJUMIです。
すっかり秋らしくなり、過ごしやすくなりましたね。
ですが秋の始まりは温度差で風邪を引きやすくなったり、
体調を崩しやすいタイミングでもあります。
そんな秋の始まりを元気に過ごすために整えるべき『臓器』があるんです!
薬膳コーディネーターとして、詳しく解説致します!
薬膳からみる秋の特徴とは?
薬膳のベースである中医学には、このような考えがあります。
「人は自然界の一部であり、季節や気候の変化に常に影響を受けている」
なので季節の変化に合わせて過ごし方を変えるのがとても重要です。
薬膳からみる秋の特徴の中で最も重要なのが『乾燥がやってくる』こと!
薬膳用語では「燥邪(そうじゃ)」といいます。
空気中の水分が減る分、空気が引き締まり清々しいのですが、
乾燥しやすく人体にも影響しやすい空気です。
この燥邪は口や鼻から侵入して、人体の特に『肺』を傷つけます!
秋に整えるべき臓器、それは『肺』!
正確にいうと『臓器』ではなく、薬膳では『臓』といいます。
肺という臓器だけでなく、その周辺も含めた大まかな部分を捉えています。
先ほど述べたように秋の燥邪は肺を傷つけやすい空気です。
肺は柔らかい臓器で、潤いを好み乾燥を嫌います。
肺は鼻と繋がっているので、鼻や口から侵入した燥邪が肺にも届いてしまいます。
燥邪が肺を通して体内まで侵入すると、体内の水分を傷つけます。
口や鼻を乾燥させて乾いた咳が出たり、肌が乾燥してひび割れしたり、髪もパサつきます。
『肺』を整える過ごし方のポイント!
肺が燥邪に負けないよう、整えながら過ごすポイントをお教えします!
1:体を潤す食材をとること
体を潤す食材は乾燥を防ぎ、肺を乾燥から守り働きをよくしてくれます。
白きくらげ・百合根・松の実・梨・山芋などがその食材です。
2:水分の多い調理をする
茹でる・蒸すなどの水分を多く含む調理法をとりましょう。
揚げ物は控えめに!
3:発散させる食材は控える
体の水分を発散させる働きのある食材は摂り過ぎないように注意しましょう。
香辛料や辛いもの・ネギ・生姜などがそうです。
4:冬に備えてエネルギーを蓄えておきましょう
夏の間、外に向けて使っていたエネルギーを、
今度は冬に向けて体内に収めておく必要があります。
あまり夜更かしをせずに、体を冷やさないように、穏やかに過ごしましょう。
夏の間の疲れがドッと出てしまったり、
季節の変わり目は体調を崩しやすい方も多いと思います。
季節が変わるのに合わせて過ごし方も変えていくと、
体調のコントロールが上手になっていくと思います。
外からの保湿や髪の乾燥ケアも大事ですが、
体内を潤すことも意識しながら過ごしてくださいね。
◆この記事を書いたのは・・・JUMIJUMI(じゅみじゅみ)
薬膳コーディネーター。障害のある娘の体調管理に役立てるため資格を取りました。
ご家庭で簡単に取り入れられる薬膳料理やライフスタイルを提案。
好きなことはK-POPや韓国ドラマ、ラタンハンドクラフト。