捨てないで!そのみかんの皮は立派な薬膳食材です!
こんにちは!STYLEライターJUMIJUMIです。
秋も深まり、みかんの季節が到来!
果物売り場にたくさん並ぶようになりましたね。
皆さんは「みかんの皮」どうしていますか?
すぐに捨てていますか?
実はみかんの皮は立派な薬膳食材!
そのまま捨ててしまうのは勿体ないのです。
本日は薬膳コーディネーターとして、
みかんの皮の美味しい活用方法を教えます!
みかんの皮は「陳皮」という薬膳食材です!
みかんの皮にはリモネンやクエン酸などの成分が含まれているので、
油汚れのお掃除に活用する方法などをよく耳にすると思います。
香りも良いので、入浴剤の代わりにお風呂に入れてもいいですよね。
ですが、みかんの皮は食材としても立派に活躍してくれます!
みかんの皮は「陳皮」といい、
薬膳食材としてはとてもメジャーです。
料理にもお茶にもよく使われています。
みかんを食べ終わったら皮は捨てずに、
天気の良い日に2日間ほど干し、カピカピに乾燥させたら陳皮の完成!
無農薬でない場合は干す前にお湯でよく洗うと良いでしょう。
陳皮にはどんな働きがあるの?
陳皮には気を巡らせる働きがあります。
「気」というのは体内を巡っている目には見えないエネルギーのこと。
体を温めたり内臓を動かして代謝を促すなどの働きをしています。
強いストレスなどが原因で気が巡らずに滞ってしまうことがよくあるのですが、
そうするとイライラ・鬱々・緊張しやすくなるなどの精神的不調や
胸や脇の張るような痛みなどの症状が出やすくなります。
そんな時に陳皮が活躍してくれるのです!
その他にも冷えたお腹を温めたり、吐き気や食欲不振の改善、痰が出る咳の改善など、
様々な不調に働きかけてくれる優秀な食材です。
陳皮の美味しい活用術とは?
最も簡単に陳皮を活用する方法はお茶に入れることです。
紅茶や緑茶を淹れる時に、
茶葉と一緒に陳皮もひとつまみ程度入れます。
ティーバッグで淹れたお茶に浮かべてもいいです。
陳皮の香りがうつり、いつものお茶がスッキリ爽やかに!
私は味噌床によく陳皮を入れています。
味噌100g・酒小さじ1・砂糖小さじ2・陳皮をひとつまみ入れて混ぜます。
刻んだ葱や生姜を入れても美味しいと思います。
出来上がった味噌床に豚肉・鶏肉・いか・鮭・白身魚など、
お好みの食材を半日程度漬け込んでおきます。
味噌を適度に剥がして、焦げないように焼き上げれば完成!
とっても簡単ですが、香りが豊かになり食欲が湧いてきます。
(陳皮そのものは食べなくて大丈夫です)
その他に細かく刻んでスープに入れるなど、
柚子を使うような感覚で活用できます。
普段ならポイッと捨ててしまうみかんの皮。
このように食材としても活用することで美味しく健康になれるのと同時に、
リサイクル意識も高まりエコな暮らしにもつながると思います。
今の季節だからこその手作り陳皮、ぜひお試しください!
◆この記事を書いたのは・・・JUMIJUMI(じゅみじゅみ)
薬膳コーディネーター。障害のある娘の体調管理に役立てるため資格を取りました。
ご家庭で簡単に取り入れられる薬膳料理やライフスタイルを提案。
好きなことはK-POPや韓国ドラマ、ラタンハンドクラフト。