韓国のおばちゃん直伝!白菜の消費に困ったら簡単絶品【白菜チヂミ】!

2020/12/14
  • 薬膳コーディネーターの資格を持つ2児の母。好きなことは韓国ドラマ、K-POP、ハンドメイドです。もっと見る>>

皆さん、こんにちは!
STYLEライターJUMIJUMIです。
冬の野菜と言えば白菜!
炒め物にもお鍋にも欠かせない食材ですね。
この時季になるとお手頃に購入できますが
「丸々大きな一株を買ってしまい使い切れない」
「いつも同じメニューになってしまい飽きる」
といったお悩みはないでしょうか?

本日はそんな時にオススメな白菜消費料理!
韓国のおばちゃん直伝の「白菜チヂミ」をご紹介します!

あまり知られていない韓国料理「チヂミ」の意外な事実!

本日ご紹介する「白菜チヂミ」は
韓国語では배추전(ペチュジョン)といいます。
배추(ペチュ)は白菜のことですが
「ペチュチヂミ」とはいいません。

ということで、
突然ですがここでいきなり韓国文化豆知識!
日本人もよく知っている韓国料理「チヂミ」。
でもこの「チヂミ」という言葉、
韓国では元々あまり使われていませんでした!!
もちろん今となっては「チヂミ」で通じますが
昔は地方だけで使われていた方言。
たまたま日本にこの料理を広めた人が
チヂミと言う地方出身だったのかもしれませんね!
韓国では一般的には
전(ジョン)や부친개(ブチンゲ)と言われています。

では전(ジョン)と부친개(ブチンゲ)は
何が違うのでしょうか?
전(ジョン)は肉や野菜などに衣をつけて焼いたもの。
元々は旧正月などに先祖にお供えする料理のひとつ。
揚げる訳ではないですが、
私は日本でいう天ぷらに近いと思っています。
ねぎを具材にした파전(パジョン)や
キムチを使った김치전(キムチジョン)など種類は様々です。

そして부친개(ブチンゲ)は
具と生地を混ぜてから焼いたもの。
日本でいうお好み焼に近いですね。
こちらは屋台などで安く食べられる
庶民的な料理というイメージがあります。

ただ時代と共に食も変化し
その違いも少しずつなくなってきています。
韓国の方もその違いを意識していないようでした。
なので日本人の私達はわかりやすく
「全部まとめてチヂミ」としましょう!

「白菜チヂミ」ってどんな料理?

それは韓国留学時代の私の思い出の味。
試験前で夜遅くまで勉強していた私のために
下宿先のおばちゃんが夜食として作ってくれました。
寒い夜、熱々に焼けたペチュジョンの香ばしさと
優しい白菜の甘さが体に浸みて、今でも忘れられません。

韓国料理店ではあまり見かけないと思いますが
それはごくごく一般的で
特別な物ではない家庭料理だからだと思います。
夕食のおかずとしてはもちろん、
お酒のおつまみや子供のおやつにもピッタリです。

白菜チヂミの作り方!

<2人分材料>
〇白菜:5枚
〇塩:白菜1枚に対して1つまみ
〇ごま油:適量
(A)生地材料
・小麦粉:50g
・片栗粉:40g
・水:100ml
・卵:1つ
・鶏ガラの素:小さじ1
・桜エビ:少々

下宿先のおばちゃんはチヂミ専用の粉や
キムチを漬けるのに使うアミの塩辛を入れていました。
今回は日本の家庭にある材料にしています。

<作り方>
1:白菜の芯に塩をすり込み柔らかくしておく
2:生地の材料(A)を合わせて混ぜておく
3:白菜の水気をとり生地にくぐらせる
4:フライパンにごま油を熱し白菜を焼く
5:芯の部分に火が通りこんがり焼き色がつけば出来上がり

白菜をフライパンに押し付けるようにして焼くと
生地と白菜が剥がれずにこんがりと綺麗に焼けます。
ぽん酢、醤油、コチュジャンなど
お好みのタレをつけて食べて下さい!

私のオススメは酢+醤油+コチュジャンのタレ。
そして焼きたてをマッコリと一緒に食べることです!
ぜひ皆さんも簡単だけど絶品の韓国家庭の味をお試しください。

◆この記事を書いたのは・・JUMIJUMI(じゅみじゅみ)
薬膳コーディネーター。
障害のある娘の体調管理に役立てるため資格を取得。
ご家庭で簡単に取り入れられるような
薬膳料理やライフスタイルを提案。
韓国留学経験を活かし韓国ドラマを解説したり
韓国料理や文化を紹介するのが大好き。
特技はラタンハンドクラフト。

計算中

関連するキーワード