【サボりのススメ】片づけを楽しく続けるために「べき」を捨てる

2020/10/28
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

「すべき」「ねば」と思い込んでいると良いことはあまりない

努力することは良いことですが、その時の気持ちの持ち方は大切だと感じています。
「~~すべき」
「~~ねばならない」
と、追い詰められ感を持ちながら過ごしていると、心の平穏が保てなくなります。

自分の子どもの頃をたまに思い出すと・・・

私は偏食の激しい子ども時代でした。
好き嫌いが本当に多くて、アレルギーもありました。

学校の給食が苦手でした。
当時は給食を残すことはいけないという風潮があり、全部食べ終わるまで許してもらえませんでした。
学校に給食がなければいいのにとよく思ったものです。

「残さず食べなければならない」
そう思えば思うほど食べることが苦痛でした。

しかし、大人になってから、食べても食べなくてもよくなったとたんにいろんなものが好きになりました。
あんなに苦手だったカレーライス、今では大好物です。

「食べなければならない」
その気持ちがますます苦手意識を強くしていたのではないかと、時々当時を思い出します。

整理収納や片づけで思うこと

片づけが苦手とか好きじゃないとか仕方ないからやるという方が多いです。
やりたくないのに、やらなきゃと思ってやるほど辛いことはありません。
私の給食のように苦手意識をもってしまうと抜け出すのが大変です。
ぜひ楽しんで片づけをして欲しいと思います。

そのためには、やりたくない時は無理しないでサボることがあっても良いと思います。
サボっていたら、だんだん乱れてきます。
そうしたらそのうち気になってやりたくなります。それで良いと思います。

それなのに、
「~~ねばならない」
「~~であるべき」
「~~のために努力」

いつもこうでは息が詰まってしまいます。
メリハリが大切です。
罪悪感を持たずに堂々とサボりましょう。

やりたくない時はとことんやらない!

「やらねばならない」と思いながらやるのは嫌です。
というか、やりません(笑)徹底的に全てのことを楽しくサボっています。

やらされ感があると思ったトタンにテンションがダダ下がりになってやる気が失せます。
ただ、今はもう大人ですし、誰かにやらされるという場面はありません。
あるとすれば、自分で勝手にやらねばと思い、でもやりたくないと問答しているだけなのですよね。
体は動いていないのに頭だけぐるぐるしちゃっています。
周りはなんにも変化していないのに、自分だけが疲れ果ててしまいます。

だから「すべきでしょ」とか「やらなくちゃ」という思い込みは捨てました。

片づけは手段

テレビや雑誌やインターネットには情報が溢れていて、いろんなハウツーが飛び込んできます。
それらはどれもとても良いノウハウです。

しかし、それを取り入れなければ!私もこんな風にならなくては!とがんばり過ぎるのは大変です。
いつの間にか、片づけをすることそのものが目的になってしまいます。
片づけは快適な暮らしのための手段です。目的ではありません。

できなかった時に、自分はダメだと落ち込んでしまいそうになることもあるかもしれません。
でも空周りをしたり、自分にダメ出しする必要なんて全然ないのです。

毎日の片づけは、無理しなくても自然に、勝手に手が動く、気が付いたら整っているのが理想です。
そしてやらないと気持ち悪くなってやらずにはいられなくなる。そしてそれが楽しい。
ここまでくればしめたものです。
ぜひストレスのない片づけを続けてください。

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

計算中