ママ(あるいはパパ)の片付けレベルにご家族はついていけていますか?
こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。
ご家庭の片付けで圧倒的に多いのは「家族が片付けない」です。
「夫が」「妻が」「子どもが」あるいは「親が」・・・
片付けレベルの違い
ここで述べる「レベルの違い」というのは優劣の問題ではなく、片付けに関する「意識の違い」です。
片付けの完成度のレベルの違い
片付けが完成しているとはどの程度を指すのか?
全てのモノの定位置が決まっていて、全てにラベルを貼っておきたい人もいれば、そうでない人もいます。
あるいは、外出前や就寝前は毎回必ずリセットしたい人もいるし、そうでない人もいます。
散らかりの感じ方の違い
床にモノがひとつでも置いてあったら「散らかっている」と感じる人もいれば、そうでない人もいます。
モノが見えていると散らかっていると感じる人もいれば、見えるほうが良いという人もいます。
全てをきっちりやれば「片付いている度合い」は上がりますが、これが必ずしも正義とは限りません。
窮屈に感じる
レベルが低い側を、レベルの高い方に無理に合わせようとすると、低い側が窮屈に感じてしまいます。
ここがうまくいかない大きな原因のひとつです。
繰り返しになりますが、レベルの高い低いは優劣ではありません。意識の差です。
ここも落とし穴で、どうしても「片付け意識が高い=優れている」と勘違いしやすいところです。
優れているのではなく、ただ熱心なだけと自覚しましょう。
そして、「片付け意識が低い=劣っている」ではありません。
興味があまりないだけということです。
優劣や良し悪しの判定はしないようにします。
弊害を踏まえた上で
ただ、片付いていないことで起こる弊害があります。
損をしてしまったり、困ったことになってしまうということです。
損をしたくない人、困りたくない人は片付けるでしょう。そのためには気づきが重要。
片付けをしないことのデメリットを振りかざして家族に強要しても、ほぼほぼうまくいきません。
まずは違いを知る!
「家族が協力して“くれない”」とお嘆きの方、もしかしたらご家族は「ついていけない」と感じているかもしれません。
一緒に暮らす家族でも、それぞれ個々の人間です。考え方も感じ方も違います。
どちらかがどちらかに無理に合わせるのではなく、どうすればみんなが暮らしやすくなるかを話し合うことが大切です。
この記事を書いたのは・・
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。