知ればもっと楽しい!クリスマスの定番スイーツ”シュトレン”のお話

2021/12/15
  • 管理栄養士&野菜ソムリエの姉妹ママ。米粉使った料理やスイーツの料理教室をしています。プチプラ大好き。もっと見る>>

今年もやってきましした”クリスマス”
街並みもお店もクリスマスカラーに染まり、だんだんと気持ちも高まってきますよね。
同時に子どものいる家庭では、プレゼント選びにも悩む時期です…。

だけど、クリスマスが楽しみなのは子どもだけではありません。今回は季節のイベントが大好きなサンキュ!STYLEライターの私がクリスマスの定番スイーツ”シュトレン”を全力で楽しむお話を紹介しますね。


シュトレン?シュトーレン?

今までは”シュトーレン”と呼ばれることが多かったですが、だんだんとドイツ語読みの”シュトレン”と呼ばれるようになりました。”Stollen"とは”坑道”のこと。断面がトンネルのように見えることが名前の由来のひとつです。

粉糖で白く包まれた形は”幼子イエス”が白い産着に包まれているよう。
由来を知ると、なぜクリスマスのスイーツとして食べられるようになったのか分かってきますね。

意外と知られていない”シュトレンの定義”とは

本場のドイツでは、シュトレンには定義が決まっているようです。
・小麦粉に対してバターは30%以上
・ドライフルーツは60%以上
・マーガリンは使用しない
とあります。[Wikipediaより]

シュトレンに対する意識の高さが分かります。日本でも食品衛生法があるように保存性を高めるために必要な決まりだと想像できますが、家庭で手作りするときに目安にするといいですよね。


シュトレン風クリームチーズ

スイーツづくりのハードルのひとつに「計量が面倒くさい」がありますよね。
今回、計量はなし。全てお好みの目分量で合わせていきます。

<材料>
・カルダモン
・シナモン(シナモンシュガーでも可)
・クリームチーズ
・砂糖やメープルシロップ(シュトレンを食べた後に残った粉糖)
・お好みのドライフルーツ&ナッツ
・ラム酒などのお好みの洋酒

パンに乗せて食べればシュトレン風が楽しめます。パンが何枚でも食べられそうなくらいのおいしさ。ベーグルサンドにもおすすめ。ワインなどのお酒のおつまみにも合います。
時間があれば、お好みの洋酒(ラム酒がおすすめ)にドライフルーツを漬け込んでおくとよりおいしくいただけますよ。

カルダモンについて

あまり馴染みがないかもしれませんが”カルダモン”についても紹介します。
カルダモンとはスパイスの仲間。「香りの女王」と呼ばれるほど、甘く爽やかな香りが特徴です。北欧風シナモンロールにもよく使用されています。シナモンとの相性もばっちり。
カレーのスパイスにも使ってもいいし、甘いミルクティーに加えてチャイティーを楽しむのもおすすめですよ。
カルダモンはしょうが科。身体を温めてくれる効果も期待できます。

家庭で簡単に”シュトレン”を楽しむために

シュトレンを手作りするのは正直大変。
職業=主婦だと自称している筆者ですら、シュトレンづくりは気合が必要です。
(作っていると、皮膚からバターを吸収している気分になります)
だけど1年に1度のこと。
せっかくなら全力で楽しみたいですよね。
シュトレンの食べ方もだんだんと広まってきているように感じます。
もったいないと思うかもしれませんが、真ん中から薄くスライスしていただきましょう。
端をくっつけるように保存ができるので、乾燥防止の効果もあるようです。
11月後半から準備して、12月になったらクリスマスまでゆっくりと食べすすめるのが楽しいですよね。

この記事を書いたのは・・・
管理栄養士で野菜ソムリエのhiro。
園児と小学生の母として奮闘中。
簡単&お得にご飯を作ることに全力をかけています。

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