料理のプロが実践!料理がもっとおいしくなる”ひと手間”を紹介します
料理が苦手な方も得意な方もさまざまですが、おいしいご飯が食べたい気持ちは同じです。
自分で作るより料理の素やお惣菜を買った方がいいという意見もありますが、ちょっとの手間でおいしくなる方法があれば、毎日の食事の時間が楽しくなりますよね。
今回は管理栄養士で2児の母でもある、サンキュ!STYLEライターhiroが家庭で実践している”料理がもっとおいしくなるひと手間”を紹介します。
しっかり”焼き目”をつける
肉じゃがや豚の角煮、鶏のトマト煮込みなどをよりおいしくするには、しっかり”焼き目”をつけること。
くっつかないように油脂をなじませておいた鍋やフライパンに並べたら、焼き目がつくまでは動かさないようにしましょう。
もちろん料理にてよっては焼き目がつかない方が良い場合もありますが、肉のうま味を閉じ込めてくれるだけではなく、香ばしさがプラスされるひと手間です。
すでに実践されている方も多いと思いますが、意識して調理することをおすすめします。
下味には”塩こうじ”を使う
から揚げや照り焼き、とんかつなどの料理で塩コショウで下味をつけることがありますが、塩ではなく”塩こうじ”を使うこと。
麹の甘さとうま味をプラスできるだけでなく、お肉もジューシーな仕上がりに。
使用する塩こうじによって塩味が異なりますので、まず使ってみてちょうどいい塩梅を見つけてみてくださいね。
ポリ袋などに入れて揉みこんでから冷凍保存しておくと、さっと使えて便利ですよ。
天ぷらには”炭酸水”を使う
カラッと揚がるとおいしい天ぷらですが、家庭で作るのは難しいと感じることも。
天ぷらがべちゃっとなるのは、衣の中に水分が多く含まれていることが原因のひとつに。
サクッとした天ぷらにするには、
・小麦粉の場合は、衣をまぜすぎないこと(グルテンが含まれるため)
・衣の水分を早く蒸発させること
が大切です。
衣には市販の天ぷら粉や小麦粉、米粉などさまざまですが、共通しておすすめなのが”炭酸水”を使うこと。
炭酸水には気泡が含まれており、油で揚げたときに早く水分が蒸発してくれるので水で衣をつくるよりサクッとした仕上がりになりますよ。
お酒など炭酸割りを楽しむために常備されている方は、ぜひ試してみてくださいね。
ひと手間でおいしさアップ!
毎日のご飯作りは大変ですが、おいしい食事が食べられることって幸せですよね。
1日3食、年間で約1095食。1年で1000回以上も幸せを感じる時間があると考えると、食事に対しての意識も変わってきます。
大変なこともありますが、料理に”ひと手間”をプラスして毎日の食事を楽しんでみてくださいね。
■執筆/hiro…管理栄養士、野菜ソムリエの資格を活かした旬の食材を使ったレシピが人気。ナチュラルフードコーディネーターでもあり、子どもが食物アレルギーを持っていた経験から、現在は米粉を使った料理やスイーツ、市販の調味料を使った簡単レシピを発信中。Instagramは@gk_hiroka