効果は本当?管理栄養士が教えるダイエット中に読みたい”コーヒーの話”
コーヒータイムは癒しの時間。
忙しい日々のなかでほっとひと息つけるので、お茶代わりに飲んでいるかたもいるはず。
”健康にいい”とは聞くけど本当に良いのかも気になりますよね。
「1日何杯飲んだらいいですか?」と聞かれることも。
今回は主婦で管理栄養士の私が、ダイエット中の方にも読んでいただきたい”コーヒータイムをもっと楽しむコツ”をお伝えします。
コーヒーはいつから飲まれているの?
コーヒーの歴史は古いですが、日本で飲まれるようにはなったのは江戸時代。
所説ありますが、オランダの商人が長崎に持ち込んだのが始まりとされています。
その後、喫茶店の登場に伴って日本中に広がりました。
きっと文明開化の象徴だったのではないかと想像できます。初めて飲んだ方はどのような感想だったのか気になりますね。
気になるコーヒーの作用
カフェイン
コーヒーといえば、カフェイン。
眠気覚ましの定番ですが、効果はそれだけではありません。
・集中力を高めてくれる
・疲労の抑制
・運動能力を向上させる
・体脂肪の燃焼を促進する
などの作用があり、疲れたときや仕事の合間に飲むのにぴったりなことが分かります。
ダイエット中にもうれしいですよね。
しかし利尿作用や胃酸分泌も促進作用もあるので、空腹時に飲むと胃痛の要因にも。
ポリフェノール
カフェインと合わせて知っておきたい成分は”ポリフェノール”
チョコレートやワインに多く含まれていることも有名ですが、実は日本人の主なポリフェノール摂取源の1位はコーヒーなんです。
気になる効果は、
・抗酸化作用がある
・血糖値の上昇を抑える
・体脂肪を減らす
などがあり、身体にいいことが分かります。
1日の適量は?
”ポリフェノール”が身体によいことが分かりますが、気になるのは”カフェイン”の適量。
どれくらい飲んでもいいのか気になりますよね。
大人が摂取しても問題ないとみられる最大量は1日400ml。
コーヒー1杯(150ml)に含まれる量は約60mlなので、コーヒーをマグカップで3杯程度であれば問題ないことがわかります。
あくまで健康な成人の目安なので、体調をみながら飲むようにしましょう。
ちなみに、飲んでから30分ほどで吸収され、効果が半減されるのが約4時間後。
寝付きが気になる方は、夕食後のコーヒーは控えた方がいいかもしれませんね。
それだけじゃないコーヒーの効果
実はすごい飲み物のコーヒーですが、コーヒー豆の脱臭効果もあなどれません。
淹れた後のコーヒー豆に脱臭効果があるには有名ですが、乾燥させるのがちょっと面倒だと思っていませんか?
冷蔵庫内は乾燥しているので、淹れ終わったコーヒー豆をそのままこぼれないように深めの容器へ入れるだけでOK。
冷蔵庫内の温度が上がってしまうので、冷めてから入れるのを忘れずに。
ニオイが気になる生ごみにもふりかけて使えます。
ダイエットとコーヒー
食後やおやつと一緒に飲むときは”ブラックコーヒー”
おやつ代わりに飲むときは”カフェラテ”
のように分けて飲むのもひとつの方法です。
(無脂肪や低脂肪、豆乳がおすすめ)
お砂糖は控えていきましょう。
脂肪燃焼を助けてくれるコーヒーですが、
”飲めば痩せる!”ということではありません。
3食きちんと食べて、生活習慣を整えることが1番の近道ですよ。
この記事を書いたのは・・・
管理栄養士で野菜ソムリエのhiro。
園児と小学生の母として奮闘中。
簡単&お得にご飯を作ることに全力をかけています。
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~