フードロスを意識すれば食費にもメリットが!管理栄養士が家庭で意識していること
フードロスとは、本来食べられる食品を期限切れなどで廃棄してしまうこと。
「食べられるのに捨てるなんてもったいない!」とさまざまな企業が取り組んでいますが、私たちもできることがあれば取り組んでいきたいですよね。
家庭で廃棄する食材を減らすということは、食材をムダなく使いきること。
食費を下げる面でもメリットがあります。
今回は管理栄養士でサンキュ!STYLEライターのhiroが家庭内で取り組んでいることを紹介しますね。
野菜の切れ端はきざんでカレーに入れる
しいたけの石づきや人参などの端っこをまとめて刻んでカレーまたはミートソースにするとムダなく、おいしくいただくことができます。
野菜のうま味も加わっておいしさも倍増。
半端に残った野菜はポリ袋などに入れて冷凍保存しておけば好きなタイミングで使うことができます。
水分が抜けたトマトはスープへ
うっかり使いきれずに野菜の水分が抜けてしまうことってありますよね。
トマトはしんなりしてしまうとおいしさが半減してしまいますが、捨てるなんてもったいない!
食べたときの食感は変わってしまいますが、うま味は凝縮されているため、野菜スープにするのがおすすめです。
好きな野菜とコンソメキューブや顆粒中華だしの素で煮込んでいただくようにしましょう。
キャベツは、お好み焼きで一気に消費!
家にキャベツがあるのに特売に惹かれて買ってしまうことってありますよね。
冷蔵庫に入りきらなくて困ってしまうことも…。
そんなときは、野菜をたっぷり使うお好み焼きがぴったり!
米粉(小麦)や卵を合わせたオーソドックスなお好み焼きもおいしいですが、豚肉とキャベツだけのお好み焼き風の蒸し焼きもおすすめです。
ご飯と味噌汁を合わせて、お好み焼き定食も楽しめますよ。
冷凍野菜を使う
加工された状態で冷凍された冷凍野菜を取り入れることもひとつの方法です。
冷蔵より冷凍の方が保存期間は長く、使いたい量だけ使えるメリットがあります。
調理時間の短縮にもなるので一石二鳥の効果あり。
上手に活用していきたいですよね。
フードロスも食費も減らすことができる
せっかく買った食材が傷んでしまって食べられなくなるのはもったいないですよね。
食費を気にして割引商品を買ったのに使い切れなかったときは辛い気持ちになってしまいます。
普段からよく使う玉ねぎ、人参、じゃがいもなどの定番野菜はなにかと使えますが、旬の野菜は忘れないうちに食べきるように心掛けています。
新鮮なうちに食べる方がおいしいに決まってますよね。
フードロスについて意識してみると、食材に対する見方も変わってきますよ。
■執筆/hiro…管理栄養士、野菜ソムリエの資格を活かした旬の食材を使ったレシピが人気。ナチュラルフードコーディネーターでもあり、子どもが食物アレルギーを持っていた経験から、現在は米粉を使った料理やスイーツ、市販の調味料を使った簡単レシピを発信中。Instagramは@gk_hiroka