【明るいミライフェス】「こどもの居場所つくり」で自分ができることって何だろう?
元家政婦で主婦歴20年以上のサンキュ!STYLEライターマミです。先日、サンキュ!明るいミライフェスAutumn2024が開催されました。その中で、こども家庭庁の取り組みについて、お話を聞いて感じたことをご紹介します。
「こどもの居場所」が少なくなっているのかも
『地域の!多様な!こども・若者の「居場所づくり」』として、サンキュ!アンバサダーとこども家庭庁のかた、世田谷区の「希望丘青少年交流センターアップス」の下村さんのお話を座談会形式でうかがいました。
アップスは、こどもがいつでも気軽に使える、こどもの居場所となる施設。若者は基本無料で、いつでもふらっと行って、音楽でも遊びでも勉強でも、好きなことができます。学校や学年が違う仲間と遊ぶこどももいれば、中には自分の名前を明かさずに施設を使っているこどももいるそうで、自由に使えます。
私がこどものころ、こんな素敵な施設はありませんでした。でも、自宅や学校以外でも、こどもが好きに遊べる場所がたくさんあった気がします。空き地でも遊べたし、よその田んぼで遊んでいても特に怒られなくて、ボール遊びでもなんでも勝手にできました。
しかし今、私の住む東京都内の公園は、ほぼボールを使った遊びはできません。学校でも家でもなく、ふらっと自由に行って遊べる場所はとても少なくなったのだなと、あらためて感じました。
こどもの世界も多様化している
不登校などの問題を抱える子がいたり、世間の価値観自体が多様化するなど、こどもの世界も以前より複雑になっています。
我が家の下の子は、まだ小学3年生。防犯意識の高まりなどもあり、安全に遊んで欲しいがあまり、大人が「ここで遊びなさい」、さらには「ここでこれをして遊びなさい」と決めてしまうことも。自分自身がこどものころ、学校帰りに友達と寄り道しながら見つけた隠れ家のような場所が、今のこどもにはないのかもしれません。
学校でも家でもない、自分だけの居場所があると、先生や親には言えないことが吐き出せるなど、こどものストレスが癒される機会になるのだろうなと感じました。実際自分もそうだった気がします。
まずは関心を持つところから
こどもの居場所つくりが大切だけれど、自分だけではどうしようもできない。私にできることってなんだろう…そんなことを感じます。こども家庭庁では、令和5年12月22日、「こどもの居場所づくりに関する指針」を閣議決定し、こども・若者の声を聴き、こども・若者の視点に立った居場所づくりを推進しているそうです。明るいミライフェスでは、「私たち親にどんなことができますか?」との質問に「まずはこういう取り組みに関心を持ってくれること、そして施設の職員などに、ありがとうと伝えてくれるだけでもいい」とのお答えが。こどもの居場所について関心を持つ、考える、ありがとうの声を伝える、それだけでも施設の継続性が上がっていくきっかけになるそう。まずは、自分の住んでいるところに何があるのか調べてみることから始めようと思います。
提供/こども家庭庁
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターマミ
主婦歴24年の元家政婦。主婦力で稼ぐ「プロ主婦」を自称。保有資格は家事クリエイター(料理科目・掃除科目)、家庭料理スペシャリスト。小学生と大学生の10歳年の差兄妹の母でもあります。