汚れてから掃除するのは間違い?元家政婦が提案する「掃除の頻度の新常識とは?

汚れてから掃除するのは間違い?元家政婦が提案する「掃除の頻度の新常識」とは?

2025/06/14
  • 主婦歴22年で元家政婦の家事クリエイター。小学女子と高校生男子、歳の差兄妹の母でもあります。もっと見る>>

元家政婦で2025年で主婦歴25年のサンキュ!STYLEライターマミです。掃除は「汚れたからする」もの…と思っていませんか?じつはその考え方、家事をどんどん面倒にしてしまう原因かもしれません。元家政婦の筆者が、「掃除のタイミング」についてを解説します。

「汚れる前に掃除」が正解!

見た目にはキレイに見えても、毎日の生活の中で、空気中のホコリや手の皮脂、調理中の油などは確実に蓄積しています。

汚れが目に見えるようになってから掃除するスタイルだと、すでに汚れがこびりついてしまっていて、余計に手間がかかることも。頻繁に掃除をすることは手間に感じるかもしれませんが、ラクに掃除するコツは、汚れる前にサッと済ませることなんです。

元家政婦がすすめる「ついで掃除」

洗面台はついでに拭く
洗面台はついでに拭く

掃除を、「たまにのイベント」にしてしまうと、「掃除していないな…」とか、「やらなきゃ」と気が重くなってしまうもの。でも、日々の暮らしの中で「ついで」にできることなら、気負うこともなく、負担感もゼロに近づきます。

たとえば…トイレは使った後に便座をサッとひと拭き。キッチンの水はねは調理後すぐに拭き取る。歯磨きをしながら、洗面台をティッシュでひと拭き。朝起きてきたその足で、フローリングワイパーで一往復。などなど。

たったこれだけでも、大がかりな掃除がいらなくなるほどキレイが保てます。また、掃除用具はしまいこまずに、手の届くところに置いておくのがおすすめ。ついでの掃除がしやすくなりますよ。

忙しい人こそ「掃除をアイテムや仕組みに任せる」

忙しい人こそ「掃除をアイテムや仕組みに任せる」

「そんな時間すらないよ!」というときには、便利アイテムの力を借りるのが正解です。

ロボット掃除機なら、留守中に床をピカピカに。キッチンや洗面台に撥水スプレーをしておけば、汚れも付きにくく、落としやすい。トイレの洗剤を「かけて流すだけ」のタイプに変えれば、トイレ掃除も10秒で完了!

掃除が苦にならないように、「仕組み」でキレイを保つ工夫を取り入れてみてください。

がんばらない掃除で汚れる前に対処!

完璧を目指さなくても大丈夫。「気づいたときにサッと」「ついでにちょこっと」が続けやすさのカギです。掃除を「やらなくてはいけない面倒なこと」にせず、生活の延長線上に取り込んでいくと、気がつけば家じゅうがキレイに保たれているかも。がんばらず、無理なく習慣化していくことを目指していきましょう!

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターマミ
主婦歴25年の元家政婦で、主婦力で稼ぐ「プロ主婦」(プロ主婦は、マミの登録商標です)。保有資格は家事クリエイター(料理科目・掃除科目)、家庭料理スペシャリストなど。小学生と大学生の10歳年の差兄妹の母でもあります。

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