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【パン作り基本のき】パンの材料について
ベーカリー勤務&パン教室を主宰、パンが大好きなハナコと申します。
初回はパン作りに使う道具をご紹介させていただきました。
そして前回は、パンの材料のメイン「小麦粉」について掘り下げてみました。
「パン作り基本のき」第3回目は、パン作りに必要な材料についてです。
それでは、どうぞご覧ください!
主材料は粉・水・塩・酵母
まず欠かせない材料はこの4つです。
小麦粉・水・塩・酵母でパンが完成します。
小麦粉は水とつながって「グルテン」というタンパク質でできた網目上の組織を作り、パンそのものの形を作ります。
塩はパンの味のベースとなり、塩のないパンはとっても不味いです。
そして酵母は、発酵という活動をしてガスを発生させ、パンを膨らませます。
フランスパンはこれだけで作られていて、食べてみると噛みごたえがあってとってもシンプルな味です。
しかし、日本人に馴染みのある菓子パンや食パンは、ふわふわだったり、甘かったりしますね。
それには、他に加える材料が大きく関係しています。
主材料以外のものを副材料といいます
パン作りでは上の四つの材料を「主材料」といい、その他の材料を「副材料」と呼びます。
<よく使われる副材料の例>
砂糖
卵
バター
スキムミルク
それぞれに特性があり、生地の状態に大きく影響するので、これらを微妙な配合で組み合わせていくことで、様々な見た目、味わい、食感のパンになり、菓子パンや食パンにもこうした副材料が使われています。
副材料の量に注意しましょう
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ところが、副材料が多く入りすぎると、発酵がうまくいかなくなって膨らみが悪くなったり、特定の材料の味が強まって、逆に美味しさを損なってしまうことがあります。
また、レシピの量から副材料の量を減らしたりするのも、固いパンになったりして失敗の原因になります・・・。
パン作りはまず、レシピ通りに作ることが成功の近道です!
いつか自分好みのパンが作れるように・・・
いかがでしたか?
今回は小麦粉以外の材料とその役割についてお伝えしてみました。
砂糖や乳製品も使う種類によってまた仕上がりが変わるのですが、それはまた今度にいたしましょう!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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