始めてみたい大人の趣味にいかが?―気持ちも整う「御朱印集め」のススメ
家族と自分のモノの片づけに悩んでいた経験がきっかけで整理収納を学び、今はくらしのもとから整えて自分と家族の心地よい暮らしを提案している整理収納アドバイザー、子育てを卒業しているサンキュ!STYLEライターのkeikoです。
50代に入り、神社やお寺に参拝することが増えました。
もともと建物の作りや彫刻を見ることが好きだったこともありますが、場の清らかさに落ち着きを感じるようになりました。
その折に、御朱印を頂くことを始めてみました。ゆるゆる始めた趣味ですが、気持ちを整えるのにもちょうどいいと思いご紹介します。
御朱印を集めるきっかけ
2年前お正月に寒川神社に参拝した時、御朱印帳を見かけました。
その表装のピンクの織りが「きれいだなぁ」と思ったのと、御朱印というものがあることは知ってはいましたがどんなものかまではよく知らなかったので好奇心で購入。
御朱印は一枚ずつ販売という形になっていましたので貼り付けてみることに。
そこから御朱印集めが始まりました。
ところが、直後くらいから外出を控えようという状況となったこともあり、仕事や用事で行った先で神社があれば伺うというのんびりペースで続いています。
御朱印とは
御朱印とは参拝した証として頂くものです。
神社本庁のHPより御朱印についての説明がありました。
御朱印も筆書きのところ、あらかじめデザインに凝ったイラスト入りの別の紙に書かれているところ、様々です。
記念シールや記念のしおりを頂けるところもありました。
御朱印帳の作りとお値段は?
筆者が寒川神社で購入した御朱印帳は中が無地の紙を貼り合わせたものが、じゃばらのようになっています。ここに御朱印を頂いていきます。
最初はそのような構造になっていると思わず、びよーんと伸びたのに驚いたので念のため書いておきます。
1冊あたり1,000~3,000円くらいですが、それも神社やお寺により様々です。
その神社やお寺によりいろいろなデザインがあり、眺めるだけでも楽しいものです。
寒川神社では数種類の御朱印帳を見かけましたし、鳩の森神社の御朱印帳は「H」と「8」がデザインに取り入れられていると書かれており凝ったものになっています。
新しい御朱印帳です。 鳩森の『H』と八幡神社の『8』をデザインにしてみました。神社の御朱印が直書きで 書かれています。綺麗な織りになっていますのでぜひ手にとってごらん下さい。
お気に入りの1冊が見つかると嬉しいですね。
気持ちを整えることに最適な大人の趣味
一つ御朱印が増えるたびにお参りした証が増えるという事です。
お参りするたびにお願い事や、その時思う事を心に浮かべると思います。
参拝のたびに気持ちを新たにできるので、伺う機会が増えたのかもしれません。
神社やお寺は緑が多く、木々に触れることができるのも気持ちが良いものです。
スタンプラリーのよう、と言っては失礼になってしまうかもしれませんが、日付も入れていただけて一人でも誰かとでも行ける、少しづつ自分のペースでできる趣味だと思います。
◆この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライターkeiko
整理収納アドバイザーになったのは片づけ下手だったから。
片づけに悩んだ経験と建築事務所で培ったわかりやすい図面を活かすお片づけコンサルタント🄬くらしのもとから整えて片づけた先にあるいごこちよい暮らしへの提案を発信します。
神社参拝した証として戴く「御朱印」。 その起源は、奈良・平安の昔。神社仏閣に書写した経典を奉納した際に戴いた「納経受取のうきょううけとりの書付」ではないかといわれています。 「神社へ経典を奉納したの?」 と思われる方もあるかも知れませんが、こうした例の代表に「平家納経」があります。これは時の天下人・平清盛が神仏習合思想の影響をうけ、 「厳島神社の御祭神は、十一面観音がお姿をお変えになったもの」 と解釈して奉納したものといわれています。 こうした納経は徐々に一般にも広がり、社寺から「納経受取の書付」を戴いていたことが、やがて納経をせず参拝のみをした場合にも証明を書いてもらうというように変化していったものと考えられています。 鉄道網が整備された明治以降には、巡拝旅行と集印が盛んに行われるようになりました。それに伴って、案内本や旅行記といった書物も出版されるようになり、昭和10年頃から「御朱印」という呼称が見られるようになります。 遠路をこえて叶った神社参拝。 敬神の思いの結晶ともいえる御朱印帳は、昔も今も、まるで参拝した時の感動を永久保存してくれるかのような掛替えのない存在といえましょう。